2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
☆☆☆★川井さん目当てなので、テレビシリーズ(もちろん『花丸』のみ)をながら観しただけで、当然原作ゲームも観てない立場。 キャラ造形とか設定に突っ込んではいかないのは、『ガルパン』『艦隊コレクション』なんかと同じなので、スルーするしかない(^…
☆☆☆★野球詐欺の映画? という全然見る気の湧かないタイトルだが、原題そのままの真摯な邦題。作中で、スコアと書いて事件、犯罪、仕事、ヤマと読ませるので、もうちょっと売れるタイトルにするなら、『犯罪のスコア』とか『デニーロとエドワード・ノート…
中町信 ☆☆☆★ 徳間文庫初出時の題名は『浅草殺人案内』。作者のミステリは改題して出版されることが多いので書いておかないと。 主人公は浅草下町の鮨屋で、たまに来る常連客以外、あまり繁盛していないことをいいことに、いつも二日酔い、という中年独り…
☆☆☆☆原作も有名なので、存在は知っていたが、全く内容は知らない。映画も、リメイクされたのは知っているが、何作品あるのかも知らない。今回観たのは、エディ・マーフィー版。 吹き替えで観たが、エディは江原正士さん。私のような世代からすると、エデ…
☆☆☆★いかにも『アンナ』……じゃなかった、『アナ』のパチモンみたいなタイトルだが、しっかりと原題も『H A N N A』である。 要するに、美少女=戦闘マシーンもの。父親に生まれてから十数年、北欧でみっちり仕込まれる。映画序盤、時が来たと父親は出立し…
『馬賊芸者』☆☆☆☆志村喬が出ている、というくらいの動機で観た。『七人の侍』『ゴジラ』と同じ、伝説の昭和29年(勝手に命名)の作品なのか。志村喬は、『七人の侍』では丸坊主、『ゴジラ』では短めの七三、そして本作ではバーコード風と、同年に作った(…
☆☆☆★とある田舎町の旧家の冴えない男の物語。大河内傳次郎が主演のおじさん。 大河内傳次郎は、トボケた三枚目(役)で、今の役者でいえば、竹中直人みたいな演技。でも、たぶん役柄的にドンピシャなのは志村喬だろうな(^^;) 旧家のしがらみにしばられて…
☆☆☆☆映画館で予告は観たことがあるが、いくらスピルバーグ監督作とはいえ、地味だなあ、と見送ったもの。 改めて観たところが、これが凄く良くできてる。映画リテラシーがついてくるとよく分かる。 何気ない1カットでも、ちょっとずつカメラを引いたりし…
早坂吝 ☆☆☆★ 新潮文庫NEXAIが探偵のミステリというと、『ゴールデン・フリース』が真っ先に浮かぶが、意外とその次が思い浮かばない。 研究者である父が作ったAIを、父が殺されたことから受け継いだ主人公が、探偵助手となって事件を解決していく。 悪の組…
余談ながら、瞬間移動をするための装置をワープ・ボックスを「W B」と略称しているのだが、ガンオタ的には「ホワイト・ベース」にしか読めずに困った(^^;)
☆解説動画とかも見たりしたが、名作とされているが、全然面白くもなく、良さもわからなかった。 最初のほうの、パーティーで数人のバストアップが次々に切り替わり、同時に照明も赤、黄色、緑と変わる、とかいうあたりは面白そう、と思ったのだが。 そこ…
☆★東映傑作時代劇シリーズは外れなしかと思ってたのに、これはハズレだった。 大川橋蔵、美空ひばり、松方弘樹、北大路欣也、というスター映画。 主人公は侍なのに、客船に乗って降りると、西洋風の島なのだ。黒塗りの日本人とかも出てくるが、南海の孤…
☆☆色んな意味ですごいと言われている鈴木清順監督作品、ひとつ見ておこう動機だったが、本作には特に凄いものは感じなかった。監督以外に知っている俳優もいなかったし。 オープニングはよくわからない歌が流れながら、空手の練習シーン。まるで『ワンス…
今井秀智 ☆☆☆★ 共同通信社現役検事の回顧録/エッセイかと思って手に取ったのだが、どうも様子がおかしい。 検事として目の当たりにしていない状況の描写が多いのだ。これが最初から最後まで気になった。 もちろん、捜査や取り調べを通じて判明した事実か…
西澤保彦 ☆☆☆ 祥伝社作者久々のSFミステリ? と思って(最近あまり図書館に西澤保彦の新刊がない印象なので)期待したのだが、ちょっと、いや、だいぶ弱い。 本作におけるSF的なテーマというか、設定は予知。未来の出来事を、夢を見ているのと同時間体験…
『シン・ウルトラマン』☆☆☆★<ネタバレ注意>そもそも『初マン』はオタク的教養知識だけで観た事はなく、『シン・ゴジラ』を上回ることはないだろうというスタンスだったので、期待していた以上ではあったが、手放しで絶賛できない感じ。 『シン・ゴジラ』は…
『燃ゆる女の肖像』☆★カンヌ脚本賞とか、宇多丸師匠も激奨してたので期待したのだが、さっぱり面白くなかった(´д`) 夜の部屋の中でも外でも、全くリアリティのない照明を敢えて当てることで、まさに絵画のような画面を生成している。人間はほぼ全身に渡って…
『ドライヴ』☆☆★評価が高いようだが、全然面白くなかった。 ケーブルテレビの番組紹介欄には「世界一寡黙な主人公」とのことだったので、一言二言くらいしか喋らないのかと思っていたが、かなり喋ってたやん!?(´д`) そりゃ、普通の映画の主人公と比べりゃ…
人間六度 ☆☆☆☆ 早川書房まず、入間なんとか、というペンネームの作家もいるので、それのパロディなのかもしれないが、ふざけたペンネームに、読む気が萎える(´Д`) 本名なら仕方ないが、ペンネームも、読者への姿勢表明なのだから、もっとまじめにつけるべ…
☆☆☆★市川雷蔵と勝新太郎、ヒロインに山本富士子というスター映画(?)。 タイトルから内容が全くわからないのが厄介なのだが、『踊り子〇〇記』とかいうシリーズ(にする予定)だったのかな? はずみで役人を殺してしまった勝新太郎。彼には母がいる、と…
高田崇史 ☆☆☆☆ 講談社ノベルス鹿島神宮をメインにしつつ、その周辺にある神社から、封印された歴史を暴き出す。 巷ではパワースポットと呼ばれている神社のトライアングルの中心には、湖しかない。 普通に考えれば、その湖にこそ何かあると考えるのが当…
『ケンとカズ』☆☆☆★Youtubeに上がっていたので、てっきり自主制作映画かと思い、それにしてはめちゃくちゃしっかりできてるやん!? と思ったのだが、(低予算ではあるが、クラウドファンディングで)普通に作られた日本映画であった。 街のチンピラであるケ…
☆☆☆☆乱暴に言えば、『不思議の国のアリス』プラス『ピーターパン』か。 ラスボスは、ジョーカーがモチーフ。『クレしん』といえばオカマ、なので、まともな男だったことが意外(^^;) 銀河万丈氏の渋いキャラである。左右で黒白分かれているので、あしゅら…
☆☆☆☆ブラックな笑い、舐めてた相手が殺人鬼、ガンアクション、そして本格格闘などが結実した、坂元監督作品の集大成では? 普通っぽい女の子がバリバリにアクションする、という点では『修羅雪姫』、萌え要素というところでは『キック・アス』なんかも近…
『鯨と斗う男』☆☆☆東映チャンネル案件。昭和末くらいの作品かと思ったら、占領下のモノクロ映画。でも、特に日中の屋外シーンはシャープな映像で、実際の景色(自分の目で見たカラー)が想像できる。 捕鯨会社の話だから、そりゃ、現在は封印されても仕方な…
『最強殺し屋伝説国岡』☆☆☆『ある用務員』で主人公のカレシ役だったのはこの人だったのか。 闇の殺し屋会社があり、そことフリーの契約をしている国岡という男に密着したドキュメンタリー、という設定のフェイクドキュメンタリー。 良くも悪くも、まるで青年…
『2度目の会話が続きません』野口敬 ☆☆☆ サンクチュアリ出版「意識的に映像を思い浮かべる練習をしていないと、自分に興味のない話、知識のない話の場合には映像化していないことが多いのです。だから、話にリアリティが持てず、余計に興味が持てなくなって…
柴田昌治『なんとか会社を変えてやろう』を読む印象に残ったところ「同じ問題でも、それぞれの見方や立場で、見えている絵がまったく違っていたりします。」 「トヨタ生産方式には、改善のシステムを回していくために、現場の人たちを「困らせる仕組み」が…
☆☆☆☆感想動画をいくつか見た上で、そことは違う視点からの感想など。 主役は大泉洋だとみんな断言してるし、エンドクレジットも大泉洋から始まるけど、主役は松岡未憂演じる若手編集の高田でしょ? ちょうど『吼えろペン』の炎尾と英雄の関係だ。じつは炎…
知らなかったというか、ほとんどの人が誤解しているであろうこと。 魚雷は、洋上艦の船底の直下で爆発するのが最大の破壊力を発揮する。 爆発した時に衝撃波で船体をへの字に下から押し上げ、真空(低圧)になった部分に周囲から水が一気に集まることで、…