2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『ハンターキラー 潜航せよ』 ☆☆☆☆潜水艦映画。あちこちで評判が良かったので、放送を期待はしていた。 『U-571』みたいな映画だと予想していたのだが、意外にも『レッド・オクトーバーを追え!』だった。 本作はもちろん同作と『ネイビーシールズ』を合わせ…
☆☆☆☆当時、店頭で気にはなっていたが、中身が分からなかったので買えなかったもの。中古M G誌の紹介で、読みたくなった。アマゾンにはあったが、価格が1万5千円とか。なんとか安いやつを探して入手。 読んでみると、ガレージキットのガイドブック。完成見…
☆★ 森田芳光監督映画は初めてかな? 少なくとも、意識して観たことはなかった。完全に、薬師丸ひろ子のアイドル映画。 最初にナンパされる野村宏伸とのロードムービーなのかと思いきや、薬師丸ひろ子のほうは元教師に不倫片思いで、野村宏伸のほうは、沖縄…
竹本健治 ☆☆☆☆ 講談社ノベルス『闇の中の赤い馬』☆☆☆★ 唯一のミステリ中編。主人公が見る悪夢に登場するのが赤い馬。理由としてはよくある島田荘司的、というより古典的な探偵小説の趣(理由)である。 密室で焼け死んだ理由は、ちょっと科学的にも、…
萩原一至 ☆☆☆★ 集英社ジャンプコミックスダーク・シュナイダーと悪魔との怪獣バトルと、シーラ姫の元に亜人類が集結するのが並行して描かれる。特に後者は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の影響大。 先にシーラ姫と書いたが、最初は誰かわからなかった…
☆☆☆★押井守監督の評に押されて再見。確かに、クライマックスのヘリ対決は実物を市街でとばしている迫力が凄いが、それ以外は80年代の陰謀ものらしいトンデモ展開で、☆ひとつ減点。 まずは主人公がベトナム戦争のトラウマを抱えているのはいいとして、一般…
岩井俊憲『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流 リーダーの伝え方』を読む印象に残ったところ「「目的」は「何のために?」、「目標」は「どこに向かって?」(略)目的を先に決めて、その目的を具体化するために、目標設定が必要になってくるので…
☆是枝監督、そしてジュリエット・ビノシュがダブル主演(いちおうメイン主演のほうは、往年の名優カトリーヌ・ドヌーヴ?)ということで、期待したのだが……。 直前に観た『レッド・リーコン』がピントバリバリの超シャープな映像だったので、最初は家庭用ビ…
星一郎 ☆☆☆★ 青春出版社本当はビジネスマン向けのアドラー心理学本を読みたかったのだが、子育てはもちろん、子どもを部下と読み替えてもほぼ、応用できる。「他人にほめられなかったときこそ、親がほめる」
☆☆★久しぶりに再見。20年ぶり?? 初見当時は高校生か社会人なりたて(えらい曖昧やな(^^;))だったが、結構斬新かつ面白かった記憶があるのだが、現在では「こんな残念な映画だったっけ……?(´Д`)」という印象。 理想社会と、それに立ち向かう流れ者/反…
深水黎一郎 ☆☆☆★ 角川書店シューマンの歌曲『詩人の恋』をテーマにした、短編集。てっきり雑誌掲載短編を集めたのかと感じるが、書き下ろし。各短編には直接のつながりはなく、ゲスト的に重なりがある程度。さらに言えば、最後の中編だけで本作の主眼はすべ…
『電通の深層』大下英治 ☆☆☆★ イースト・プレス前半は高橋さん過労死自殺にまつわる最新ノンフィクションと、後半は1981年(!)に出版された『小説電通』の再録。
☆☆☆★大学の男といい関係になりそうになると、悪魔が邪魔をするが、主人公自身にも後ろめたいことがあるため、付き合うことができない。 これ、邪推すれば、親からのレイプ被害者が立ち直れるか、という問題もちょっとはらんでいるかも。もちろん、普段は父親…
本郷和人+井沢元彦 ☆☆☆☆宝島社新書世間では武漢肺炎を「新型コロナだ」とパニックになっているが、歴史を顧みれば、それ以上の危機を世界や日本は経験しているはず。そんな疑問に答えてくれるのが本書だ。本当なら、こういうのは、テレビでやらないといけな…
☆☆☆☆『バタリオン』と同じく、ソ連女性兵士部隊をテーマにしたロシア映画。ただし本作は、僻地の村に駐屯するたった2機の高射砲部隊。指揮官は男の曹長。普通の男性兵士の部隊だったが、酒ばかり飲んでいる兵士たちに嫌気がさして、酒を飲まない部下を希望…
☆☆☆★以前に『映画秘宝』で記事を見た、チャン・ツィイー酒宴ということで観た。『グランドマスター』みたいな映画かと思ったら、宮廷の、皇帝と皇后そして他の後継の最高権力争いを描いた内容。一見して、韓国ドラマみたい……と思っていたが、見終わって他の…
☆☆☆☆書店で表紙の繊細な絵に一目惚れしたのだが、この類では、中を見るとがっかりすることが多いので新刊は控えていたもの。 本作は、確かにデッサンはもうひとつだが、それをカバーするだけの描き込みがある。特に髪フェチ的には髪の描き込みが素晴らしい…
林譲治 ☆☆☆☆次から次へと、急展開と謎解きが繰り広げられる完結編。 結末は意外に呆気ない……というよら拍子抜け? と思わせて、真のクライマックスが待ち受ける。それは『2001年』と『2010年』を、はじめクラーク作品のオマージュが随所に散りばめられてい…
林譲治 ☆☆☆☆3巻の記憶がほとんどないのだが(^^;)、この巻になって、ミリタリーSFだったものが、ぐんとファーストコンタクトものに引き戻された。 敵のAI五賢帝の変化、敵地の生態調査などがぐんぐん進み、これなら前の2巻くらいを飛ばしても良かったんじゃ…
☆☆☆★よくわからないタイトルだが、メインタイトルは原題も同じ。副題は日本オリジナルかな。 基本は『時空の旅人』だが、中国の明朝時代の将軍である主人公がタイムトラベルで現代香港に来たら、なぜか冷凍睡眠していたのでこんなタイトルになっているよう…
ナレーションは、例のオマージュなのだろうが、本作のテイストには合っていない。シンケンレッドのモノローグにするのが正統な演出だろう。
『孤狼の血』 ☆☆☆☆映画館で予告編は見ていて、『アウトレイジ』みたいな内容かと思っていたら、『仁義なき戦い』みたいな感じで、ルックもナレーションも昔の東映映画みたいにしていた。ちょっとよそのレビューを見たが、別の映画のリメイク的な側面もあるら…
石塚由紀夫『味の素「残業ゼロ」改革』を読む日本の食品大手・味の素は世界各地で働き手を確保するため、日本以外では定時で帰る風習であることに、日本国内でも合わせることにした。それが年間の労働時間を2000時間か、1800時間まで短縮することだ。そんな…
小林泰三 ☆☆☆☆マルチジャンル作家の作者なので、読んでみるまでわからない。しかもハズレが少ない、2倍お得な作家である。 読み始めて行くと、どうやら本作は『メメント』プラス『恍惚病棟』であることがわかる。老人ホームみたいなところから脱出しようと…
『戦争のはらわた』 ☆☆★ 押井監督激賞だったので期待していたのだが、個人的には何が面白いのかさっぱり分からない、平日の午後1時にテレビでやっている感じの映画(C級洋画)としか思えなかった。 独ソ戦を扱っているというのが珍しい。オープニングでナチ…
『日本一の無責任男』 ☆★ 『無責任艦長タイラー』の元ネタということと、植木等の有名すぎる歌を聞いてみたくて観てみた。 これ、アイドル映画だね。わかっちゃいたけど(^_^;) 無責任な平均(たいら・ひとし。文字通りタイラーの元ネタだった)は、会社を首…