思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『FSSデザインズ(6)』 ☆☆☆☆メインは新レッド・ミラージュ。ひとことで言えば、よりドラゴンらしくなった感じ。 本書の眼目は、巻末の「新旧名称対応表」だろう。これこそ、作者が「名称とデザインの変更は気紛れです」と認めたことに他ならない。それ以…

『ザ・モモタロウ(10)』 ☆☆☆☆ ギャグもラストエピソードの「ヤマトタケル編」になるまでは意外なほどキレが良い。「カグヤ編」とかね。完結が決まって吹っ切れたかな? 改めて感じるのが、作者のデザインセンスだ。逆に、デッサン力は(現在に至るも)低…

『吸血姫美夕 朔(2)』 ☆☆☆☆OVAからファンやってて良かった~というのが第一の感想(感激)です。読んでいてゾクゾクしました。 これは、OVAのリメイクというか、アップデートではないですか?! 単に現在の絵で描き直しただけでなく、 平野監督のアイ…

『ジョン・ウィック2』 ☆☆☆★ 『1』よりも銃多め、ガンアクション多めで送る、典型的な『2』。 銃器とその扱い、被弾描写のリアリティは良いとして、メインとなるアクションがどうもなぁ……。 両手ホールド、両足に重心を置いて、摺り足気味で進むのは、実戦…

高橋佳哉+村上力『サーバント リーダーシップ論』を読む。印象に残ったところ「相手は自分で○○が欲しいといっているのだから、○○のようなものが欲しいのであろうと思うのは、こちら側の論理である。実は、相手が本当に希望する弁益は、はっきり理由を聞かな…

『刑事コロンボ ロンドンの傘』 ☆☆☆★ 番外編というか特別編というか、ロンドンに視察に行って事件を解決する。 犯人はイギリスならではの、シェークスピア俳優カップル。 コロンボが証拠を傘に弾き入れるのがポイントなのか? あとはコロンボのロンドンでミ…

『ハクソー・リッジ』 ☆☆☆★ 序盤は、なんかいかにもいじめられっ子みたいなヤツだなぁ…。と思って見ていたが、最後にはしっかり感動(感心)させられた。 ただ、前半と後半にきになることが2つほどあった。 前半では、主人公が敬虔なクリスチャン、つまり徹…

『ファイアーフォックス』 ☆☆★ 『ステルス』みたいな映画かと思っていたら、意表をつくイーストウッド主演のスパイもの。凄腕のパイロットが、ソ連に潜入してファイアーフォックスというステルス機を奪う、というミッション。 スパイパートは可もなく不可も…

『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』石井光太 ☆☆☆★ 新潮社 世間を騒がせた、実親による子供の虐待・殺害・死体遺棄事件。まさしく鬼畜の所業だが、冒頭には「彼らなりに子供を愛していた」のだという。 本編を読んでみると、彼らの親じたいがまともな子育て…

『ファイアーフォックス』 ☆☆★ 一部では有名な「ロシア語で考えるんだ」なので、チェックしておかなければ…ということで観た。 『刑事コロンボ 構想の死角』 ☆☆★

『ザ・モモタロウ(4)』 ☆☆☆☆ 相変わらずギャグが冴えまくっている。三郎太絡みなど、けっこうウェットな演出もあるのだが、それに勝るとも劣らない(?)ギャグが満載なので、全体のドライブ感が損なわれていないのだ。 スピード感といえば、ワンツー・ハ…

『エクス・マキナ』 ☆☆☆★ 予告などから、もっと面白いかと思ったら、それほどでもなかった。 人工知能というテーマなので、哲学的、つまり機械とは? 人間とは? 生命とは? 知性とは? という命題について考えさせられる話だと思ったのに、そうではなかった…

追記 『デモン・シード』 記録媒体が、テープでこそないものの、フロッピーディスクが3.5インチどころか5インチなのが懐かしかったなぁ……。

『ザ・モモタロウ(3)』 ☆☆☆☆ ストーリーは色々な展開があり、結構シリアスなのにギャグも満載で、実に盛りだくさん。味読すると、結構時間がかかるのだ。24話後半、弁慶風車のページの右下コマに、それを見たバーバリアンが驚いているのを初めて発見した…

『ザ・モモタロウ(2)』 ☆☆☆☆ 作者の絵は上手くない。現在に至るも全然成長しないという珍しい漫画家だ(^_^;) でも、本作では下手さが殆ど気にならない。それは、SDキャラはもちろん、リアルキャラも、線の運び方も含めたキャラのデザイン的な処理が巧い…

『デモン・シード』 ☆☆☆★原作の持つ背徳感はそれなりに表現されているが、ラストの「一線を踏み越えた感じ」は、子供向け特撮みたいになってしまっているのが残念。 40年前の作品なので、現在の目で見れば、特撮技術的には拙いが、頑張っているのは分かる。C…

追記 『レクリエイターズ(4)』 回想シーンとしてファンタジー世界バトルがあるが、そちらの描写はイマイチ。リアリティが足りないのは、アニメ設定をトレースした為か、作者にそちらのデザインセンスがないからか……( ´Д`) 真がねの三つ編みとか見ると、実…

『島本和彦本』 ☆☆☆★少し前は『熱血時代』を始め、島本先生のムックがいろいろ出ていたので、出版当時は「今さら……」という感じだったが、改めて読むと、類似書との重複を避けて作られている。 ロングインタビューも面白いが、中でもラジオ『マンガチックに…

本田有明『上司になってはいけない人たち』を読む印象に残ったところ「煙たい部下は貴重である(略)たいていは個人的な思い込みや甘えにすぎない。しかし(略)傾聴したうえで、上司としての見解をきちんと説明すること。」 「人がやる気をかきたてられ、達…

『刑事コロンボ 歌声の消えた海』 ☆☆☆ これは比較的覚えていた。枕の羽根や脈拍など、手がかりが多く、簡単な事件と言える。 クルーズ船(単なる遠距離船舶?)の中なので、乗り合わせた名探偵が事件を解決する、というクローズド・サークルもの。これで倒叙…

『39夜』 ☆☆★ 一般人が国家機密をめぐる陰謀に巻き込まれる逃亡劇、という典型的な逃亡型サスペンス。 追跡者が間抜けなので追い詰められたり、捕まっても簡単に脱出できるとか、お人好しの協力者があちこちにいる、というこの手の映画のお約束も白黒時代…

『キル・オア・ダイ 究極のデス・ゲーム』 ☆☆★原題は『マフィア』。ロシア映画である。未來、多数決によって10人の生死を決めるテレビ番組が人気を拍していた。 今回の中で生き残る(勝ち残る)のは誰か? という話なのだが、映画がそこから始まるのはいい…