思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ツチヤ学部長らしからぬというか、さすが土屋教授というか、かなり分かりやすい哲学講座である。 哲学史ではなく、哲学とはどういうことをやる学問なのか、を実践的に、具体的な命題を挙げて一緒に考えて行くというスタイル。 主に大学一年生向けの講座、と…

『リングワールド』『永劫』と比べるには恐れ多いにしても、『はだかの太陽』のような本格ミステリSF…と言えるかどうか…。 とにかく長すぎるのが大問題。 これだけ長ければ、『リングワールド』のように、巨大なスペースコロニー状構造物の多くの部分を探検…

痴漢冤罪の恐怖 「疑わしきは有罪」なのか? (生活人新書)井上 薫 日本放送出版協会 2008-10ヒトはなぜ拍手をするのか 動物行動学から見た人間 (新潮選書)小林 朋道 新潮社 2010-12

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)西尾 維新 TAGRO 講談社 2008-12-05 メフィストの漫画喜国 雅彦 国樹 由香 講談社 2005-08-11

TPP亡国論 (集英社新書)中野 剛志 集英社 2011-03-17日本人の知らない日本語蛇蔵&海野凪子 メディアファクトリー 2009-02-18

3部作の完結編らしいのだが、これだけ読んでも十分楽しめる。 一時的な火星移住の間、留守を預かる人造人間・アートルーパーと機械人間の関係を描いた大作。 2段組700ページ近いが、全編がアートルーパーである彗慈の視点で語られるので分かりやすい。逆に…

炎のニンジャマン 4 (少年サンデーコミックス)島本 和彦 小学館 1992-11人造救世主 ギニー・ピッグス (角川ホラー文庫)小林 泰三 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-02-25ここがおかしい、外国人参政権 (文春新書)井上 薫 文藝春秋 2010-08

黒川温泉殺人事件 (ジョイ・ノベルス)吉村 達也 実業之日本社 2010-07-29

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)西尾 維新 TAGRO 講談社 2007-10-10

オタク論2 !(2)唐沢 俊一 岡田 斗司夫 創出版 2009-05-01内容は素晴らしいが、本しては問題あり。 イギリスへの教育問題での視察レポート集というのがその中見。6人がそれぞれ書いているので、重複がほとんど。 報告書としてはこれでもいいのかもしれないが…

日本の「覚悟」中西 輝政 文藝春秋 2005-10-25レ・コスミコミケ ハヤカワepi文庫イタロ・カルヴィーノ 米川 良夫 早川書房 2004-07-22

あの『北斎漫画』全巻を復刻・一冊にまとめたもの。 ほとんどグレーというか雑誌みたいな紙色になっている(コントラストが弱い)など、本として問題がないとはいえないものの、一冊で『北斎漫画』の全て手頃な値段で読めるのは素晴らしい。 資料的価値はも…

星海の楽園〈下〉 知性化の嵐〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)デイヴィッド ブリン David Brin 早川書房 2003-10

『星海の幸楽園(上)』読了

ほとんど全編が宇宙での追いかけっこ。これまでの4巻=800〜900ページを我慢して(?)読んで来た人にとっては、ようやく盛り上がって来たか、というところだろう。 異星人の生態やフラクタクル・ワールドなど、SF的ガジェットもいろいろ。ほんとうにようや…