思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

何を書いてもネタバレになってしまいそうだが…。 作者のバカミス系シリーズでは、最高傑作と言っても過言ではない超労作。(ページ数的には薄いのだが、その労力たるや…) 作者のこのタイプの作品が好きな人なら迷わず買いだ。五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (…

『マスゴミ崩壊』に続くマスコミ批評第二弾。 敢えて批判とは書かない。無根拠な誹謗中傷ではなく、事実を上げて問題改善を訴えた書だからだ。 今回は対談編とでもいうべきか、元毎日新聞、元NHK、元(フジテレビ系?)ディレクターの3人との対談が主になっ…

今回も3部構成だが、前の2作のような凝った構成ではなく、主人公は同じ双子で、その意味では読みやすい。3部構成なのは、第2章で二人が招集されてお馴染みの南方戦線ナムールへ行くから。 そこでは例によって日本軍のしごきや巨大昆虫、爬虫人などが出て…

☆ 以前挫折した本のリターンマッチ。今回は読了できたのだが、やっぱり面白くなかった。 テクノゴシックというらしいが、サイバーパンクと同じく、私にはとっつけないジャンルらしい。ストーリーも、読み終えてもさっぱり頭に入らず、解説のあらすじを読んで…

算数の究極奥義教えます 子どもに語りたい秘法木村 俊一 講談社 2003-01

ホラー文庫ではあるが、極めてSF寄りのホラー短篇集。臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)小林 泰三 角川グループパブリッシング 2009-03-25

あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)長谷 敏司 早川書房 2011-06-10

ほぼ日常 腐女子書店員の4コマ (マジキューコミックス)木成 あけび エンターブレイン 2011-08-25

質量はどのように生まれるのか (ブルーバックス)橋本 省二 講談社 2010-04-21最近の新カバー版ではなく、旧版で読んだけど、全然古びていないのが凄い。 基本はスペースオペラ調だけど、ホログラムキューブとか、さりげないアイテムが、SFや科学の基礎に基…

野田内閣に期待すること 素人の防衛大臣を筆頭に人気も実力もないメンバーが揃った野田内閣。 何も知らない(無知は罪)国民の世論調査の数字は高いが、ある程度以上政治に関心のある人から見れば、ダメダメ内閣なのは一目瞭然。当然野田氏じしんも承知して…

鬼の跫音道尾 秀介 角川グループパブリッシング 2009-01-31

スタンドのような“ヒトデナシ”、顔からアイデンティティまで奪ってしまう無貌など、SF(ファンタジー?)的な設定を導入し、舞台まで藤宮(とうきょう)など、日本的なものにしたミステリー。 てっきりファンタジーか、せいぜい伝奇小説だと思っていたら、…

『ナイン・テイラーズ』読了

ドロシー・L・セイヤーズ著/浅羽英子訳 ☆☆☆ 創元推理文庫 どうも海外の推理小説はかったるくていけねぇ。リアリティというか、小説としてのディテールや、人間ドラマを描くための会話などが、だ。 それじたいが楽しければいいのだが、さっぱり面白くない。…