思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

特 刀剣乱舞 花丸 雪


☆☆☆★

川井さん目当てなので、テレビシリーズ(もちろん『花丸』のみ)をながら観しただけで、当然原作ゲームも観てない立場。
キャラ造形とか設定に突っ込んではいかないのは、『ガルパン』『艦隊コレクション』なんかと同じなので、スルーするしかない(^^;)
男(作中では刀の精霊が人間の男の形を取っていて、そのことはキャラ自身も自覚している)たちの、(宇多丸師匠流に言えば摩擦係数ゼロの人間の関係)イチャイチャも、腐女子向け、門外漢もいいとこの私があれこれ言う意味もない。
そのくせ、本作中で、設定だけはしっかり説明してくれる。余計な気遣いだと思うけどなぁ(^^;) 尺も使うし。
物語は大きく2部に分かれていて、「本物・ニセモノ」対決と、「土佐の歴史の乱れ調査」。
前者はただの関係性萌え向けのファンサービス。
これはいわば前座で、後者こそが、バトル(川井曲)ファン向けの本番だ。
ゲームを知らない人には、「?」な了解ゼリフやキメポーズカットが、ちょっとでもゲームのお約束を知っていればたぶんゲームにあるんだろうと想像できる。
アクションシーンの曲は、『スカイ・クロラ』のような、寸止めというか、アクセルとブレーキを一緒に踏んでいる感じで、スカッとするところまでは燃えない感じ。それでも、バトルシーンとしては十分盛り上がりはする。
川井ファン的に盛り上がったのが、ラスト前の、主人公ペアが修行を決意するシーン。川井さんのエピローグのピアノ曲は、ホント泣けてくるくらい美しい!