思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『国家の実力』読了 ☆☆☆★ 渡部昇一先生との対談だが、内容的には『彼らが国を滅ぼす』と同じ。管政権の震災対応のひどさが追記されているくらい。『カンナ 出雲の顕在』読了 本家『QED』でも出雲もやったところで、 歴史的な内容も同じように感じた(ノン…

山手線と東海道新幹線では、どちらが儲かっているのか?中嶋 茂夫 洋泉社 2010-09-24シューティングゲームサイドVol.3 (GAMESIDE BOOKS)ゲームサイド編集部 マイクロマガジン社 2011-09-24

日本人としてこれだけは知っておきたいこと (PHP新書)中西 輝政 PHP研究所 2006-10

55年以上前の本だから、日本語じたいも変わってるんだな…と実感させられた翻訳。 まず「ぅ」「っ」などの小文字が皆無で、全て大文字。 単語の末尾を伸ばさないのは現在でも理系の文章で生き残っているが。「サ」って何だ??と思ったら「サー」とだけ書いて…

伊達騒動についてはほとんど知らなかったので面白かった。 当時の衝撃としては赤穂事件よりも大きかったというから凄い。 その新説(?)や、現代の殺人事件との関係じたいはよくできているが、現代の殺人事件の真相じたいは拍子抜けなのがイタイ。伊達騒動…

官愚の国高橋 洋一 祥伝社 2011-03-19

『ガンダム漫画』にくらべると、やっぱりインパクト弱いかなあ…。 原作が50話近くある30年前の作品と、その半分の話数しかない15年前の作品だと、やはり原作の差が現れているのかもしれない。 古典であればあるほど、茶化した時の面白さも大きいしね。(笑い…

30年ほど危機管理に従事してきた専門家による、民主党政権批判。 真骨頂は、民主党が学園紛争を引き起こしていた張本人たちが仕切っている極左集団だということ。 真の保守政党の出現を熱望することについてはまったく同感だが、民主党に対する提言は、まっ…

『ブランク・ダイヴ』読了 確かにあとがきに、これまでのイーガンの短編集中、最もハードSF色の強い本だというだけあって、なかなか手ごわい。 物理学のみならず、数学のテクニカル・タームまで出てくるのがイーガンの一筋縄では行かないところ。 とはいえ、…

『四書五経を読む』

資料(各自のノート?)を見ながらなのか、全て記憶しているのか分からないが(後者なら凄い)『論語』『中庸』などのいわゆる四書五経の中にある名言、人生訓、生き方などを次々に紹介する。 昔は現在の高校進学までに四書五経も読んでいたというから凄い……

小林泰三版『魔界転生』か『R.O.D.』といえる本作。この設定からして7〜8巻くらいは続くと思ったら、あっさり終わってしまった…。 だが、謎の全ては解明されたとはいえず、打ち切りといっても過言ではない終わり方。(いちおうボス的なものは倒した…

日本人が知らない世界と日本の見方中西 輝政 PHP研究所 2011-09-21

「決戦のあとで使用が予定されているいかなる予備軍は不合理以外の何ものでもない」 「ゲリラという言葉は、スペインの農民たちがナポレオンの侵攻に抵抗した戦いを「ゲリリャ(小さい戦争)」と呼んだことに由来している。」 「『戦争論』は森鴎外の翻訳に…

谷沢(略)悪口は技巧的に言わないといけません。つまり、面白くなければならない。ただ罵るだけの悪口というのは、これほどいやなものはない。それからセックスに関することは言わんほうがいいですね。これは言うたところで何のプラスにもならない。 渡部 …

韓非子 (角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)西川 靖二 角川書店 2005-03