『死亡遊戯で飯を食う。 44:CLOUDY BEACH』』
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タイトルに惹かれて、いちおう公式サイトのイントロダクションを読んで、その年のラノベの某部門で1位になっている、というので観た。評価として、デスゲームものの逆張り展開が受けた、というので面白そうだな、と。
ところが、見てみると、アップの、特に瞳とか多重レイヤーでやたら気合が入っているのはいいのだが、それ以外が作画崩壊レベル。
というか、背景だけのカットがやたら多い。さらに、ロングショットでは主線もないキャラになるはいいとして、それがミドルショットもそうなのだ。そういう演出なのかも、とも思ったが、どちらも特にキャラづけでも、演技でもない、ただの棒立ちなので、これはレイアウトのためのガイドとしてラフ画を、時間がないからそのまま使いました、としか考えられない、と結論せざるを得ない。会話シーンでも、同じカットをいったりきたりして、しかもアップやバストショットも棒立ち。
これはどう考えても炎上案件でしょ(´д`) 画面の中央に「1/34」と出て、それが「2/34」というようにひとつずつカウントアップされいくのだが、それが日付でもないし、イベントをクリアした章立てでもないし、時間でもないし、全然分からない。もしかしたら、原作小説の章分けなのかも? というくらい、原作小説のページ数以外の法則性が想像できなかった。
とりあえず、オンラインのデスゲームであることはわかったが、それ以外は、誰が犯人とかもどうでもいいくらい、茫漠とした演出と画面だった。
テレビ版『エヴァ』のラスト2話みたいなのが2時間続くのだ。会話もあるが、ずっとモノローグ的に喋ってるし。
よく言えば、サウンドノベル的な演出といえるのかもしれないが、背景もキャラもコピペばかりの手抜き漫画を連想した。江川達也の『仮面ライダー ザ・ファースト』みたいなね。
以下ネタバレ
いちおうデスゲームとしての犯人探しが、ゲームとしては目的なのだが、そもそも起こっていることの説明も十分ではないし、キャラも、見た目の違い意外に、個性的な言動が全く演出されていない上に、先述した顔もベタ塗りのロングショットばかりなので、全く把握できない。まるで登場人物が全く覚えられない海外翻訳ミステリーを読んでいるようで、ミステリーとしての楽しさもゼロ。
ラストの高速道路の逆回しのようなカットも、意味ありげではあるが、これだけでは意味が分からんし。そもそも冗長すぎて、見返そうとも思わないし(´д`)
百歩譲って、散文詩かつ止め絵ばかりの演出方針だったとしても、キャラくらいは普通に描いてほしかった。それすらないんなら、声優ファンくらいしか楽しむ要素がないではないか。
ちょっと感想を覗くと、原作やテレビシリーズを見ていると、もうちょっと何が起きているか、真犯人がどうとか、くらいは理解できるらしいので、初見で劇場版だけ見るほうが間違っているのかもしれないが。
2026年 日本