思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

タイトルは有名だが、見たことのない系の名作。なんと白黒映画。 大東亜戦争中の、アメリカの潜水艦が主人公で、日本の豊後水道を死守している駆逐艦秋風を倒す、というストーリー。 航海カットや、艦橋のアップは実物、セットだが、戦闘シーンは特撮。 特に…

『新・世界の戦闘機・攻撃機カタログ』 ☆☆☆☆12年発売。日米露はもとより、中国やブラジルまで網羅。世界の現用戦闘機についてはほぼ分かると見ていいのでは。 ちなみに、練習機は、軽攻撃機に転用できることもあってか掲載されているが、爆撃機、ヘリや輸送…

『アフガン』 ☆☆☆★原題はロシア語だが、『第9中隊』。新兵が、入隊してアフガンでの作戦に参加するまでを描く。 敢えてなのか、ロシア人なら共感できるのかは分からないが、登場人物が好きになれないのが大きな障害。特に主人公格の、中学で言えば不良グル…

『力を引き出す 「ゆとり世代」の伸ばし方』原晋×原田曜平 青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督と博報堂ブランドデザート若者研究所リーダーによる対談。基本的には、スパルタ式ではない、会社の若手社員向けのような教育システムで、箱根駅伝三連覇…

『検死審問 インクエスト』パーシヴァル・ワイルド著/越前敏弥訳 ☆☆☆★日本では馴染みがなく、解説によれば、訳語すら一種類に定着していないというインクエストを冠した小説を読めば、その制度についてよく分かる…と思ったが、本作では、ヘンな設定がウリな…

『タイド』 ☆☆☆★ 『エス』の続きである、新<リング>シリーズの第二弾。 高山竜司が主人公であり、貞子の謎を探る。 一応、謎の説明はされるものの、何かがっかり感があるのは『2010年』とかに似たものがあるかも…。以下、ネタバレ高山竜司が貞子と血縁関係…

『ストラディバリウスを上手に盗む方法』 ☆☆☆★『ストラディバリウスを上手に盗む方法』☆☆☆☆ 作者お得意の芸術ミステリの一環である音楽ミステリ。最初から最後までオーケストラや楽器に関する蘊蓄で埋め尽くされ、犯人の動機、トリック、推理の決め手のすべ…

スイート・リトル・ベイビー (角川ホラー文庫)牧野 修 角川書店 1999-12 情報がほとんどないまま見たので、ジャンルも何もよくわからなかったが、要するうに『男たちの挽歌』や『アンタッチャブル』みたいな裏社会の復讐もの? キアヌ・リーブスがいわゆる「…

『スケールアヴィエーション 2011年1月号』 ☆☆☆☆★トムキャットハウツー3部作の第一弾にして最も面白い。ハウツーに面白い/面白くないがあるのもヘンな話だが、実際そうなんだから仕方ない。 使った道具や塗料の解説から、あちこちの隙間をプラ板で埋める。…

『モデルグラフィックス』 ☆☆☆★バンダイ1/20スコープドッグ発売記念特集。そもそものオーパーツ的傑作キット・タカラ1/24の設計者インタビューから始めるあたりが本誌らしいところ。 メインたるバンダイのキットでは、『アーマーモデリング』誌で活躍する一…

『銀河英雄伝説(7)』 ☆☆☆☆ラインハルトVSヤンの第1回戦。そこで同盟軍の窮地を救ったヤンは、英雄に祭り上げられる。ここでは政治と軍隊、戦争にまつわる警句が散りばめられている。『ガンダム』よりもよほど勉強になる(^_^;) 顔が細長くなったとは前に書い…

これはいわゆるノワール? イかれた殺人鬼、というか自分の中のルールでのみ生きる男と、それに巻き込まれた保安官ほか周辺人物(の悲劇)を描く。 殺人鬼や、殺し屋のイっちゃった表情が見モノか。 殺人鬼が使うガスボンベ直結の空気銃も面白い。 なんか荒…