思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おかえり、ただいま

 ☆☆★平成15年とかに起きた、名古屋の闇サイトOL殺人事件をもとにした、ドキュメンタリーも再現ドラマをミックスした作品。 ケーブルテレビの番組紹介にはドキュメンタリーとあったのに、いきなり斉藤由貴が出てきて驚いた。見終えてから分かるが、前半再…

心霊ドクターと消された記憶

 ☆☆☆★原題は『BACKTRACK』。邦題で半分ネタバレしているような感じだが、本作には序盤と終盤にツイストが仕掛けられた構成となっている。 序盤のほうは、映画ファンなら誰でも知ってるヤツだが、これと似た仕掛けの作品を見たことがなけば充分驚くだろう…

ベイビー・わるきゅーれ2 再

 ☆☆☆☆改めて見ると、本作がアクションも本格的ではあるが、根本はあくまでもコメディであることに気づく。 特に、コメディ映画ではお馴染みのシチュエーションで、観客が突っ込んでいた笑いの要素を出しておいて、その後で必ず、「現実にあったらこうなる…

ねじの回転

 ☆☆☆★以前からミステリーの映画だか小説だかの本を読んでいると、古典的名作として、度々名前が挙がるので、気になっていた。 原題は『TWIST OF SCREW』で、別にネジとは言っていない。本文を読んでみても、『もう一捻り』的なニュアンスである。 内容は、…

ツィゴイネルワイゼン

 ☆☆☆★ちょくちょく(主に居島一平ちゃんから?)言及があるので、気になっていた作品。リマスター上映を機会に、ケーブルテレビで放送してくれたのがありがたい。 変な映画であることは間違いない。不条理というか、ナンセンスコメディというか、超自然…

少林寺 復讐の飛龍拳

 ☆☆漠然とした邦題だが、主人公は方世玉と聞けば、ジェット・リーファンならすぐ想起するのが『飛龍』シリーズ。筋立ても、なんかどこかで見たような感じ。『激闘飛龍』と『血まみれドラゴン』を合わせたような感じ。 悪物が、香港アクション映画好きなら…

蒼き鋼のアルペジオ(26)

 ☆☆☆☆群像がタカオに移乗し、アメリカのビスマルクとの対決。 作画の嗜好として、鼻の上と眉間の間に影のようなトーンを入れるのが、なんか気になったなぁ。下からのライトが当たっている風の表現だと思うけど。 おまけとして、全国巡行原画展のための短編…

レディ・アロー

 ☆☆★原題は『』。ケーブルテレビのあらすじでは、アーチェリーの達人である主人公のおばさんが、強盗に入られて、なんとか脱出し、得意のアーチェリーで犯人たちを次々に射殺して、娘と夫を救い出す。まあ、B級というか、お気楽なジャンル映画である。 …

ジャングル 不滅

 ☆☆イギリスかどこかから、東南アジアへヒョウの研究のフィールドワークに赴く主人公を、ドキュメンタリータッチで手持ちカメラで撮ったモキュメンタリー。 現地ガイドが、不穏な空気を恐れるなど、ホラーな雰囲気も。 結論としては、YouTubeで観たから良…

カンフースタントマン 竜虎武師

☆☆☆★香港アクション映画を語るのに絶対外せない、スタントマンたちにスポットを当てたドキュメンタリー。 元スタントマン、スタントマン出身の俳優や監督たちのインタビューや、実際のフィルム、NGフィルム、それと現在のスタントマン事情を撮影した映像…

蒼き鋼のアルペジオ(25)

☆☆☆☆★イー401の復活と再会、白鯨のアメリカ西海岸入港。 群像の子がメンタルモデルたちに見つかることによって起こるドタバタがシリーズ屈指のギャグ描写で、楽しすぎる。 メカデザインと未来世界の美術はあいかわらず繊細。このへんの緻密なビジュアルまで…

ダンバイン総集編(3)

☆☆★いや、確かにiPod(iPhoneの間違いではなき)で観ている私が悪いんだけど、ショウが、いつの間に量産型ダンバインに乗り換えたの? と終盤まで思っていた。そしたら、色を変えたビルバインやん!? たぶんテレビシリーズでは、色が変わった理由はちゃん…

ジョジョランズ(2)

荒木飛呂彦 ☆☆☆★ 集英社ジャンプコミックスちょっと面白くなってきたかな。8部っぽい展開。7部では「骨」だった物語上のキー・アイテムが、今回は「溶岩(のピラミッド型の破片)」になっている。 そりゃ、こんな「金目の物を引き寄せる」能力があるアイ…

ヒットマン

☆☆☆★ジェット・リーの現代アクション。30年前くらいにレンタルで観ているのを再見。 佐原健二を筆頭に、日本人キャストが割と多いのが特徴的。『フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳』もそうだが、登場の日本の世界的隆盛によるものなのかも。ただし、誰…

風魔の小次郎(3)

車田正美 ☆☆☆☆ 集英社文庫武蔵との戦いのあと、各他の忍びなど足元にも及ばない、戦士殺戮集団、カオスが登場する。後に『キン肉マン』なとでもお馴染みのインフレ展開だ。 『マンガ夜話』的には、同じのとの繰り返しと言われる展開だが、私的には、カンフ…

伝説巨神イデオン(1)

富野由悠季 ☆☆☆☆ 角川文庫口絵イラスト目当てに買ったのだが、小林誠のイラストが、記憶が美化されていて、今の私の目で見て全然ダメだった。逆に、本文のほうは、黄金時代の海外SFに比べても引けを取らない完成度であることに驚いた。 少なくとも本巻では…

隠し砦の三悪人

☆☆☆★あれ? 以前観た記憶と内容が全然違う(^^;) 私の記憶では、中盤に、岩山の間の山賊の隠れ家が焼け落ちるシーンがあったんだけど。何と混同してんだろう……。 本作は、合戦に間に合わなかった百姓二人の波瀾万丈のロードムービーにして、文字通りの、埋蔵…

機動戦艦ナデシコ 劇場版

☆☆☆★テレビアニメ放送時は、テレビ東京系列が見られなかったが、アニメ誌では話題作だったので、公開当時というか、レンタルビデオ店に並んだ時期に借りたような記憶があるが、内容はまったく覚えていない。 ルリが、なんか違和感あるなと思って、これまたY…

聖闘士星矢 レジェンド・オブ・サンクチュアリBD版

☆☆☆☆あなたの管で観た時は、画質が悪かったので、鮮明な画質で観たく、ブルーレイを購入。 予想と違ったのが、黄金聖衣の質感。金メッキみたいなのかと思ったら、タイガー戦車の鋳造装甲みたいなモールドが施されていた。これ、蛇足じゃないかなぁ。普通に…

永遠の少女

☆☆★30分の短編。河川敷を通った主人公の前を、病院の患者服を着てフラフラ歩く少女は、なんとか症候群という病気のため、見た目は子供(中高生?)だが、本当は29歳だという。 最初は放浪入院患者を見捨てておけない義侠心から保護した青年だが、そのうち…

ヤクザと憲法

☆☆☆何かで紹介されていて、気にはなっていた、東海テレビ制作のドキュメンタリー。すごいのが、大阪の西成とかにある、逃げも隠れもしない組事務所に、しかもモザイクなしの実名で撮影していること。後に分かるが、組長に、ヤクザの基本的人権を守りたい、…

ヴォイジャー

☆☆☆宇宙船移民もの。試験管ベビーを、生まれてからずっと宇宙ステーション実験して使節みたいな隔離施設内で育て、そのまま世代間宇宙船に乗せる。孫の世代には、目的地の惑星に到着するという計画だ。 ボスとなるのが、ひとりだけ大人(顔は見たことがあっ…

LAコールドケース

☆☆☆★原題は『CITY OF LIES』。アメリカの人気黒人ラッパーが銃撃された事件を元にした映画。 実話を元にしたということで、『ゾディアック』みたいな映画かと思いきや、なんとも微妙というか、もどかしい仕上がり。 現在、1997年に起きたこの未解決事件を調…

戦火の勇気

☆☆☆湾岸戦争で起きた、実在の出来事を元にした映画ということで、『閉ざされた森』または『英雄の条件』みたいな内容を期待したのだが、ちょっと違った。 基本は、戦士したことで、女性兵士で初めて表彰されることになったが、彼女が戦った戦闘を詳しく調査…

ゴースト・ヴィレッジ

☆☆☆★原題は『THE HARVESTING』。先週『THE HARVEST』という原題の映画を観たとこやけど(^^;) 家族が、夏休みに田舎へ避暑に行くと、そこで怪しい人影(幽霊?)が……。 一方で、その村の人々も、冒頭に描かれた殺人事件をはじめ、不穏な空気に支配されて…

白蛇伝説

☆☆☆★ジェット・リー映画のコンプリートを目指している私だが、何故か抜けていた作品のひとつ(あとはアクションなしのやつ『海洋天道』?も未見)。 いちおう主演ではあるが、老師ということもあり、登場頻度は『スターウォーズ4』のベン・ケノービ的な比…

女性部下をうまく動かす上司力

嶋津良智&平川理恵 ☆☆☆☆ 日本能率協会マネジメントセンター「上司の言葉は部下には最低でも3割増しくらいで強く伝わるものだという自覚を日頃から持つべきでしよう。ただし(略)部下がもともと興味を持っていない話題については、逆に3割(7割減)しか…