思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

デスノート短編集

大場つぐみ+小畑健 ☆☆☆☆★ 集英社ジャンプコミックス大ファンではあるが、いまさら感も正直否めなかった。でも、やはり面白い。絵の巧さも圧倒的だ。『Cキラ編』☆☆☆☆ ニアがチープ(cheap)なキラと喝破する通り、模倣犯だが、自分で生きる希望をなくした…

エヴェレスト 神々の山嶺

☆☆★川井さんが作曲した映画や、と思って録画したのだが、全然川井さんぽくない。おかしいな……と調べたら、川井さんが担当したのは『オーバー展開エヴェレスト』だった(^^;) 物語、予想通り通り、日本映画にありがちなダメダメ展開(´Д`) 登山技術は凄いが、…

『memo』☆☆☆普通名詞すぎて検索しづらいのだが、佐藤二朗監督・主演の映画。 自身が強迫性障害であった体験を元にしたストーリーらしい。 主人公の女子高生はメモ魔の強迫性障害で、何をやっていても、何かに書きたくなる。書く内容も、特に覚えている必要が…

『明貴美加MS少女アートワークス』明貴美加 ☆☆★ 角川書店買うつもりはなかったのだが、古本を立ち読みする機会があって購入を決めた。 カトキファントしては、文章情報に価値があったのだ。 まずはカトキ氏のまえがき。なぜ『センチネル』の共同デザイナーに…

連載終了!

『連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏』巻来功士 ☆☆☆★ イースト・プレス巻来功士版『アオイホノオ』である。『ゴッドサイダー』は好きなマンガだったが、『メタルK』は本作で出てきて「あー! あったあった!」と思い出した。 逆に、その前の短編につい…

若松義人『「トヨタ流」自分を伸ばす仕事術』を読む印象に残ったところ「何回かやった中で一番短く時間こそが標準である(略)一番短い時間が一番楽なやり方だ(略)同じ作業をやっているにもかかわらず、一番短い時間ですむやり方に比べて時間がかかるのは…

探偵の探偵

松岡圭祐 ☆☆☆★ 講談社文庫なんだか妙なタイトルだが、カバーにある英語タイトルから分かる通り『detective versus detective s』。 最初は、フィクションではない、探偵の実像が描かれるのか、と思いきや、それは導入に過ぎない。 中盤以降は、リアリティは…

『争わない「生き方」 自分は自分 人は人』和田秀樹 ☆☆☆ 新潮社ワイド新書ひとことで言えば、マイペースの進め。 そのくせ、最後には「威圧的な態度の人にも、臆せず話し合って見よう」というのがかなりの飛躍があるのでついていけない。むしろ、その間をこ…

『ハウス・ジャック・ビルト』☆☆☆★「ビルトがハウスジャック」つまり強盗した話かと思ったら、原題は『the house that jack built』で、「ジャックが建てた家」だった。こんなテキトーな邦題はやめてほしいなぁ……(´д`) 簡単にいえばサイコキラーもの。神経質…

『GARO 薄墨桜』☆☆☆☆もう『GARO』はクオリティ的にも、新鮮味的にも、無理かな……と思っていたのだが、桂正和キャラデザのアニメ映画ということで、ビジュアル的には見られるものになっているかな、と一応チェック。 結論から言うと、ビジュアルは95点。ほ…

『こうすれば絶対良くなる! 日本経済』田原総一朗+藤井聡 ☆☆☆☆ アスコム藤井さんの主張自体は知っているのだが、ある意味では現在の日本の世論そのものと言っても過言ではない、田原さんを説得できるかどうかに関心があった。 読んでみると、田原さんが持…

『この愛は、異端 ベリアル文書』森山絵凪 ☆☆☆☆ 白泉社てっきり3巻までの本編の内容を、ベリアル側から描いたものかと思っていたが、高校の修学旅行を描いた、前日譚だった。 最初から描かれる修学旅行の物語の裏で、実はよしのを狙う日本の神々が迫ってい…

『英国王のスピーチ』☆☆☆吃音症のイギリス王ジョージが、それを克服するまでの、実話を基にした話。 最初はプライドが高いが、いろんな外部環境の変化でやがては心を開き、 最後には人前でスピーチできるようになる。 まあ、想像通りの話だ。 完全に流暢に、…

少林寺

☆☆☆☆久しぶりに再見。前に観たのは下手すると15年前かも。 大まかなストーリーは覚えていた。意外と、リンチェイの復讐と戒律の狭間での葛藤がちゃんと描かれていたことに驚く。 だが反面、支那的な「味のあるものは机以外なんでも食べる」というだけあり、…

スタンドバイミー

☆☆★たぶん私には合わないことは予想できてが、吹き替えならプラモ「ながら見」できるな……という感じで視聴。 結果は、やはり予想通り、というところ。 まずは某映画レビュー動画で「本国アメリカでR指定なのは許せん」というものがあったが、そらそうやろ。…

水戸黄門(1957)

☆☆★東映オールスター映画、ということなので観てみたが、考えてみたら、誰も知らないのに、スターもエキストラも区別つかないやん(^^;) とは言え、スリの町人役が二枚目だとか、先生役がやたら目力がある、素で歌舞伎メイクみたいだとかは分かる。 クライマ…

プライベート・ウォー

☆☆☆★『プライベート・ライアン』の続編……とかではなく、アメリカの女性戦場ジャーナリストの話。 まあ、想像していたところからあまりはみ出ない内容だった。事実を元にしている、ということを除けば、他の現代戦争もののフィクションでも、カメラ(つまり…

『ジョジョリオン(26)』荒木飛呂彦 ☆☆☆★ 集英社ジャンプコミックスクライマックスの戦いが続く。 虹村京が活躍するが、泰穂との橋渡しという重要な役割だけ果たして、あっさりと退場してしまう。この辺りは、ワムウと戦ったシーザーというより、バイツァ・ダ…

『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』多田文明 ☆☆☆☆ 彩図社騙され体験ルポライターの著者が、キャッチセールスに特化して書いた物。 内容は類書とだいたい同じだが、より街中での実践編として役に立つかも。「路上から会場に客を連れていくときには…

八木昌実『25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネージャーとして一番大切なこと』を読むまず、タイトルに誇大があります。 著者は、プルデンシャル生命に転職してから25年なのかもしれませんが、過去25年間落ちこぼれだったチーム…

『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』斉藤光政 ☆☆☆☆ 集英社文庫なぜ安彦良和がこんな本のカバーを描いてるのか? と不思議だったが、著者によるあとがきによると、安彦良和の『原点』は斉藤氏との共著だった。 『東日流外三郡誌』は「つがるそとさんぐ…

『魔界転生』☆☆☆★20年前くらいには観ていて、数年前にも観て、感想も書いたと思っていたのだが、ないみたい。 完全にイロモノ/C級映画のテイストなのだが、これが堂々と『宇宙からのメッセージ』なみに公開・通用しているあたりに日本の(広義の)SF映画…

『トロール牙峠戦争』スティーブ・ジャクソン著/安田均訳 ☆☆☆☆ 新紀元社歴史的経緯は解説に十二分に載っているので省略。4割くらいは知っているが、おさらいにもなり、当然、30年以上前のことは知らない人がほとんどだろうから、実にありがたい。 私もゲ…

『新世紀エヴァンゲリオン(10)』貞本義行 ☆☆☆☆ 角川書店コミック・エース使徒に侵食されたレイが自爆。同じく出撃していたカヲルが、結局使わないけど、真の力を使うかどうか躊躇うとか、親切に明かしてくれる。 リツコと母親が、共にゲンドウを好きであるこ…

『新世紀エヴァンゲリオン(9)』貞本義行 ☆☆☆ 角川書店コミック・エース8巻が抜けているけど、そんなことを全然感じさせない(^_^;) 渚カヲルが登場するが、興味深いのが、いきなりBLっぽい展開になったテレビシリーズなどのアニメとは違い、得体の知れない、…

『太陽を盗んだ男』☆☆☆ 名前だけは何度も見聞した、名作らしいので、観てみた。 個人で原爆を作った男、という設定からしてトンデモだが、映画の方も突っ込みどころ満載。いや、真面目に観ることも可能だし、ほとんどの人はそう観ているからこそ評価が高いの…

『ムカデ人間』☆☆★ ちょこちょこ「メチャ酷い映画」だという評判を見聞していたので、観たかった。 これは「出オチ」ものやな(´д`) パッケージや予告編、本編でもマッドドクターが誘拐者に手術の説明をしている時点がピーク。そこからは大したことは起きない…

『新世紀エヴァンゲリオン(7)』貞本義行 ☆☆☆ 角川書店コミック・エースマンガ版。4号機を破壊した後から、エヴァが使徒を食った後まで。 マンガオリジナルの内容として、孤児として生きるために窃盗を繰り返していた加持の過去が描かれる。 連載開始当時は…

『腰痛は医者の言葉を信じるな!』伊東信久 ☆☆☆★ ワニブックス医者にして国会議員の著者が書いた、主に腰痛に関する本だが、我々と医者との付き合い方について指南した本でもある。 最後には著者の専門分野である、レーザー治療の宣伝になってしまうのは、医…

文学少女対数学少女

陸秋槎 ☆☆☆☆ 早川文庫ついうっかり騙された(?)が、日本人が書いたラノベではなかった(^^;) 中国人が書いた本格数学ミステリを翻訳したものだ。 草野仁の作品は詳しい解説では触れられていないが、井上真偽とか、『数学ノート』とかはしっかりあげられて…