思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ネット右翼の逆襲』 ☆☆☆★タイトルは出版社が決めたのかもしれないが、どうせなら『逆襲のネット右翼』にして欲しかったなぁ…(^_^;)ネット右翼なるもの虚像(マスコミおよび世間のイメージ)と実像を分析した、ネットを活用した保守言論というか情報戦争を…

『本能寺の変の真相』米田一雄 ☆☆☆まずは何より、小説ってことになってるけど、これ、小説になってないよー。 よく言えば司馬遼太郎の講演か、(会話文があるというレベルで)講談みたいな感じ、悪く言えば小説としての描写が全然なってない。プレーンに言え…

『史上最強の内閣』室積光 ☆☆☆三輪和雄氏推薦の保守的エンターテイメント小説。 45ページに「戦争を放棄した国(略)は、本来尊敬されるべき国家の姿だ。」とあることや、参考文献で『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子著が挙げられているのを先…

『祟り火の一族』小島正樹 ☆☆☆★横溝正史的本格ミステリー。 最初はどんどん読めるが、過去編(モノローグ)に入った途端読みづらくなるのは、一気に登場人物、しかも似た人物が増えるから。 そこからは同じみの怪奇現象的殺人事件が続発する。テイストもトリ…

『アオイホノオ(10)』島本和彦 ☆☆☆☆いよいよ大学の課題の3分映画でアニメを作ったホノオ。自主制作アニメの作り方から、他の作品の紹介など、なかなかの無駄ゴマの消費っぷり。極めつけはホノオが観客の無反応に大ショックを受けるシーン。 ところが、『…

『サイボーグ009完結編3』小野寺丈+石ノ森章太郎 ☆☆☆☆これ、小説じゃなくてマンガ原作だよなあ・・・と思いつつも、マンガ世代なら、これを元に石ノ森章太郎ならどんなコマ割りでマンガにするかイメージできなくてどうする?という挑戦状でもあると思う。予…