2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『葺合ものがたり』「当時をしのぶ人の話では町にはカフェが軒を並べ、南は春日野道が東新開地と呼ばれるほど繁栄して(略)そのにぎわいは三宮の及ぶところではなかったとのこと」「市電(略)三日間は無料サービスで走った。」「神戸の市電は常に日本一、…
☆☆★いきなりオーディオ•コメンタリー視聴。まあ、それで良かったかな。 スタローンが、分かれた息子と旅をしつつ、生き甲斐であるアームレスリングを通じて意気投合する。 理経人間から見れば、こまっしゃくれた実の子供との反目からの和解や、『北斗の拳…
☆☆☆☆当然ながら、小説の続編で、映画版の「2」である『狐狼の血 レベル2』とは全然違う内容。このへんは『リング』と『リング2』みたいな関係? 映画史的には『仁義なき戦い 広島死闘編』のような、タイトにフォーカスした作品。 とある山口組(を模…
☆☆★『ドラゴンボール エボリューション』の前に、やらかしたクソ映画としてだけは知っていた本作。フルCG映画の公開を前に、実はアメリカではカルト的な人気がある……なんて情報を聞いたら、俄然観たくなるというもの。 結論から言うと、原作を知らなけば…
☆☆ほぼ全編バトル。いちおう悪魔を……という設定だが、どう見ても『ジョジョ』のスタンドバトルだ。召喚する手続きとか、契約の交換条件とか、全然ないんだよなぁ……。 『午後三時』のお姉さんみたいなキャラだが、今回は、ちょっと『ベルばら』のオスカル…
☆☆★「地下闘技場もの」とでも言おうか。『マッスル•ヒート』とか、『SPIRIT』のラストシークエンスとかもあるが、たいはんがそれだけ、というのもあまりないかも。最初の『モータル•コンバット』あたりもそうかも。 本作の特徴は、『エクスペンダブルズ•…
☆☆☆☆ジャガモンド斉藤おすすめのホラー。特に、後半の理系的な展開が面白い、とのことで期待して観たのだが……。ハードルを上げずに観たら、拾い物、的な楽しめたのになぁ、という微妙な感想(^^;) 主演の女優、男優ともに好感が持てたことは素直に良かった…
☆☆★押井守監督作品であり、音楽が川井憲次ではない、という以外、情報ほぼゼロで観た。予告編も観たことなかったし。 観ている間は、「超低予算の押井守映画にありがちか、全編ダレ場だけのダメダメ映画やん(´Д`)」と思っていた。ちょうど、雑誌「コミ…
車田正美 ☆☆☆★ 集英社漫画文庫一度以上は読んでいる筈。 久しぶりに読むと、やっていることは十年一日というか、『リングにかけろ』中盤以降に完成された様式を延々と繰り返しているだけなのだが、それが気持ちいいんだからしょうがない(^^;) 刀と学ラン…
☆☆☆☆地味なアート系映画でしょ? と思っていたが、『セブン』や『ファイト•クラブ』のデビット•フィンチャー監督だと知って、観る気になった。 いや、普通に探偵小説的なミステリーとして面白かった。クリスティからの定番たる、一族もの。数十年前に突然…
☆☆★有名な大藪春彦のノワールを、松田優作主演で映画化したもの……ではなく、ホラー映画の名作『サンゲリア』の監督による、ヨーロッパ(イタリアだっけ?)マフィア映画。 警察に情報を流してるヤツは誰だ? とか、麻薬を扱うか扱わないか、などによる内…
☆☆★前編である『インフィニティ』がほぼ最初から最後までクライマックスだったのに対して、本作は冗長。特に、各キャラクターに愛着のない私みたいな人間には、例えば冒頭のとあるおっさんの家族がいつのまにか消える、といったシーンは長すぎる。もちろ…
『狐狼の血(2) 狂犬の眼』柚月裕子 ☆☆☆☆ 角川文庫「人の目に映る善悪など、いい加減なものだ。愛想がいいとか、なにかくれるとか、動物を可愛がるとあいうだけで、人は簡単に相手を「いい人」と定義づける。しかし実際は、そうとは限らない。」 このへんは…
☆☆★絵はうまいし、キャラとして魅力もあるのだが、内容が完全にバカマンガなので、やっぱり厳しい。 歴史的に有名な女たちのことを知れるのは、ちょっとだけ勉強にはなるけど。そのへんも含めて、車田正美イズムの正統継承者かも。 バカマンガなので、身体…
☆☆☆★まじめに観るには、あまりにも内容がないので馬鹿馬鹿しいが、全く期待せず気楽に観るには楽しい。 流石に全カットではないが、少なくとも全シーンに「ボケ」が入っているのが素晴らしい。ツッコミがないのもセンスを感じさせる。中でも1つ挙げるなら…
☆★最近の中国アクション映画。前の別の作品で注目された女優さんを主演にしたらしい。リュック•ベッソン的なリベンジもの、というよりも『チョコレート•ファイター』かな。 女優もきれいだと思えなかったし、アクションも、頑張ってはいるが、日本の戦隊ヒ…
『街道をゆく(24)近江散歩 奈良散歩』司馬遼太郎 ☆☆☆★ 朝日文芸文庫とある地域を歩き、それにまつわる歴史や、司馬遼太郎が関わった人たちの昔話を綴るエッセイ。まるで、司馬遼太郎が現地で講演する際に、考えてきた内容と、道すがら体験したこと、そし…
大石眞人 ☆☆★ 丸善ライブラリー平成7年の本だが、まるで昭和40年代か、というくらい古臭く感じる本だ。「表示された成分を合成して温泉をつくって、似たものとしても、どうしても天然温泉と同じ効能は出ません。」
☆☆☆★マーベルものは『アイアンマン』3部作と『ドクター•ストレンジ』『ガーディアンズ•オブ•ザ・ギャラクシー』(どちらも1のみ)しか見ずに、本作に挑むのは、いきなり『ハリポタ 死の秘宝』を観るに等しい暴挙? 本作を含め、あっちゃこっちゃで情報が…
☆☆★宍戸錠主演、鈴木清順監督。 白黒ながら、スタイリッシュで見やすいルックで、ながら観はしないでいたは、どうも様子がヘンだぞ?? 後に観た町山智浩の解説でも、日活のエライ人たちが軒並み「こんなわけわからん映画を作るやつはクビだ!」となったく…
☆★「植物が意志を持って襲ってくる」という設定に惹かれて観たのだが、なんのことはない、ただの低予算パニックもの。未見だが、評判の低い『ドラゴンヘッド』とかがこんな感じなのかなあ、と思ったり。原題は、簡体字が読めなかったが、『アフター•アー…
1/72 タミヤ発売だが、その証拠に(?)イタレリ製のキット。胴体のモナカ割の合いなんかイマイチ(^^;) 逆に、キャノピーはパチピタ。 実写版『パトレイバー劇場版』のステルスヘリ、グレイゴーストって、完全にフィクションかと思いきや、ちゃんと実機の元…
☆☆☆老人が宇宙へ行く、というのはクリント•イーストウッド版の『ライト•スタッフ』または『アルマゲドン』という感じだが、一番近いのはロシア映画の『サリュート9』じゃないだろうか。 宇宙開発黎明期にパイロットとして訓練していたイーストウッドは、…
☆☆☆★前作は観たが、盲目のじいさんがうっかり強盗に来たやつらを過剰防衛する、死の『ホーム•アローン』か『イグジット』か、というくらいの印象。 本作では、そのじいさんと、小学生くらいの女の子が同居、というか、箱入り娘状態で、学校にも生かせずに暮…
☆☆☆☆原題は『リディック クロニクル』みたいなやつで、『ピッチブラック』で人気が出たリディックのスピンオフではなく、ストーリー的にもちゃんとした続編である。このタイトルの関係性は、『レイダース』と『インディ•ジョーンズ』と同じだ。 内容は、…
☆☆☆★殺人現場を目撃してしまったらこうなった。という話。マルタイといえのは、警察の暗語で、保護対象者のこと。それに加えて、おなじみ宮本信子演じる往年の(落ち目の)女優を描く、ドタバタ喜劇。 『マルサ』や『マル暴』よりも、なにが起こるか容易に…
☆☆☆☆公開当時、宇多丸師匠の映画評は聴いていたが、ほぼ忘れていたので、地味なタイトルに反して侮れない映画であることだけは覚えていたので、期待して観た。 特に前半は、お約束を次々に裏切る、かつスピーディーな展開で、目が離せない。終盤、ジャン…
宝樹 ☆☆☆★ 早川書房日本人には紛らわしいが、中国人作家のペンネーム。乱歩に言えば、本作は『三体』三部作の二次創作。それが半ば公式化、本編と同じ出版社、本書においては同じ翻訳者で並んで出版されることになったのだ。 日本で言えば『ガンサイト…