2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
誰、とは出てこないが、極めて最近の日本映画的な雰囲気。濱口竜介ほど作家性はないが。
☆☆☆☆黒澤明の映画、2、30年前に観たが、その当時でも、衣装が素晴らしかったことと、燃える城の前を彷徨い出す主人公の老人(大殿)、というビジュアルの鮮烈さは今でもはっきり覚えている。 改めて見直しても、ほぼ全カット、緻密に考えられた構図。「ほぼ…
『ミッション•インポッシブル デッド•レコグニング(1)』 ☆☆☆ややこしいが、『ミッション•インポッシブル7』である。いちおうシリーズ全作品観ているのだが、ストーリーは全然覚えてない(^^;) 見せ場であ?、アクションシーンの断片は覚えているんだ…
☆☆☆★『1』は観たが、ほとんど記憶にない(^^;) まだ小説のほうがストーリーを覚えているくらい。 本作では、どうも前作とは別の個体で、クローンとして、一から育てたエイリアン。男と接触させると、繁殖活動を始めるので、生まれてから一度も男には会…
☆☆☆★中盤のジャッキー対ジェットの寺院バトルも不完全燃焼で、全体にもイマイチ、という印象しかなかったが、改めて観ると、アクションも各所にあるし、しかもそんなに悪くない。 ジェット•リーのファンには、孫悟空の演技が、傲岸不遜というか、乱暴者と…
☆☆★本作のヒロインって、どこかで見たなぁ……と思って、見終わるまで名前も思い出せず、のちにレベッカ•ファーガソンといえ名前を知っても、何に出ていたか思い出せない(^^;) ヒュー•ジャックマン主演。(追記 ヴィルヌーヴ版『デューン』の美人ママさん…
☆☆☆☆YouTubeの公式無料映画。サムネには「美しすぎるヴァンパイアハンター」とかなんとか書いてたが、二重におかしい。 まず、主人公の男女は、別に不細工とは言わないが、そこまで美男美女とは感じなかった。アン•ハサウェイかジェニファー•コネリーみたい…
篠田節子 ☆☆☆★ 角川ホラー文庫顔が醜いというコンプレックスから、マネキンのような徹底した整形をした主人公。その結果、逆に敬遠せれるようになったのだが、とあるデザイナーに惹かれ、彼の別荘を訪れる。妙にそっけない彼には、地下に秘密を隠していた…
☆☆昔の『ジャンプ』の過去のヒット作特集とかで、その存在と、大ブームを起こした(またはスーパーカーブームに便乗した、あるいは相乗効果なのか?)は知っていたが、読んだことのないマンガのひとつ。 初っ端は、本物のレース映像から始まるのは高倉…
☆☆☆☆変なタイトルで、『ナインスゲート』か『スターゲイト』みたいな、「ゲート(GATE)」の話しかと思ったら、アンドロイド型のアバターの作品内での普通名詞だった。 設定としては仮想世界(サイバーワールド)ものとしてよくあるが、それを実世界で…
☆☆☆☆邦題からしてタイムループものであることは分かるので、それだけの知識で観た。タイムループものって、ジャンルものの中では、(どんか作品にも、何かしら、楽しめる要素がある、という意味で)最低限の面白さが保証されている数少ないジャンルでは??…
☆☆☆予習として、90年代の映画もやってたので見ようと思って手を出したが、あたりにもショボい(スキップして観たクライマックスのロボ戦のCGも含め)ので、やめた。 本作は、日米および世界の戦隊ファン以外にも見せようという意欲という色気はぷんぷんに…
☆☆☆★ケーブルテレビの紹介文によると、主演の石原裕次郎のために(たぶんプロデューサーが懇願して?)、司馬遼太郎が書き下ろした脚本だという。そう言われれば、(読んだとしても全く覚えてないが)『城を取る話』という短編があったような。 私的には、…
☆☆☆☆『セブン』のデビット•フィンチャー監督による、連続殺人鬼ものなので、同じようなテイストなのかと期待したのだが、かなり違う内容だった。もちろん、名前だけはよく出てくるゾディアック事件について知りたかった、というのもある。後者に関しては少…
☆☆★『さかなのこ』と並んで(同じく「さ」で始まるし)、内容がわからないタイトルなのに、近い時期に公開され、意外と評判がいい映画。 何かの略かと思ったら、ほんとに普通の鯖缶のこと。作家としてゴーストライターばかりで糊口を凌いでいる草薙剛が、ふ…
☆☆★印象的な邦題だが、原題にはこの要素はないらしい。 また、てっきり法廷ものだと思ったのに、その要素はほぼない。内容は、いつもの『死霊館』シリーズと同じ(だと思う。一作しか観てないから(^^;))。要するに、呪いの元凶、アイテムを探して悪魔祓い…
☆☆☆★てっきり俳優メル•ギブソン監督たがら、主演もそうだと思って観ていたので、イエス役はどうもメル•ギブソンらしくない。しばらく混乱してしまった。監督だけて、1ミリも出演してないのか。後述するが、大変そうだから、痛そうな演技が似合わないから…
☆☆☆★中学時代には、全てのセリフを覚えるくらい観たり(ドラマCD)聴いたりしたものだが、ここ20年くらいは反動で、まともに観たことなかったが、改めて映画ファン的視点で読(観)み込んでやろうと、久しぶりに再見。 以下、気づいたところを箇条書き。 …
☆☆☆★乱暴に言って、『映画秘宝』読者の喜びそうな短編集。連作ではないが、登場人物や世界観は微妙に重なっている。 表題作たまけ読めばいいかと思っていたが、他の作品も、しみじみ「日本のSF読んでるなぁ」という感じ。 表題作は、『シン・ゴジラ』以後の…
☆☆☆★高校から大学の時にレンタルしたが、冒頭の鬼軍曹の嫌味に耐えきれず、5分くらいでギブアップした記憶がある。 今回は新兵たちに感情移入しないように、心をフラットにして鑑賞。『アフガン』なんとかでもあったような、しごきシーンは、定番といえば…
☆☆☆★情報ほぼゼロで観た。決めては、ダン•オバノン監督ということくらいだったかな?? なんとなく『トレマーズ』の亜流みたいだと改めて思ったのが、冒頭に、灰色の砂漠のようなところの地面が砂の航跡を巻き上げて何かが人間を襲うこと。 撃ってみれば、…
☆☆☆★『パッション』に続けてこれを観たのはキツかったよなぁ(^^;) てっきり第二次大戦の、紅蓮の炎に包まれた戦場を描いたドンパチミリタリー映画かと思ったら、全然違った。 まずは、本作は「顔芸」映画である。顔のアップを真正面から撮ったカットが多…
☆☆☆★有名だけど見逃してるシリーズ。『ポセイドン•アドベンチャー』と、タイトルの雰囲気も、(乗り物)パニック映画という点も似ている。高層ビルが舞台という点では、『ダイ•ハード』っぽさも感じた。 本作は、(私は知らんけど)スター俳優を集めたオ…
☆☆☆テレビか何かで一度見ているはずなのだが、クライマックスシーン以外は全然覚えてなかった(^^;) シュワちゃんがホテルのベッドルームで、カミさんにいやらしい踊りをさせるシーンはちょっと覚えていたが。そのダンスのほうじゃなく、まるでアニメのよう…
☆☆予告編を観て、「誰がみるかいこんな映画」と思ったのだが、映画好きの評判がやたら高い。評価が一変したのが居島一平ちゃんとは違い、やっぱりダメなままだった。 冒頭の「男な女かなんてどうでもいい」という筆文字は、島本和彦イズムであるが、私には…
☆☆☆☆ビルヌーヴ版を劇場以来の再見。室内•屋外を問わず、ワイドショットを多用したスケール感がポイント。この場のスケール感とは、舞台の広大さもそうだが、予算の規模、というニュアンスが強い。 割と大きめのテレビで観ても、劇場の解像度では感じられた…
ジェシー•ケラーマン著/林香織訳 ☆☆★ 早川文庫原題は『POTBOILER』で、訳者あとがきによれば、「金目当ての通俗小説、もしくはそうした作品を書く作家のこと」だそう。 導入は、ベストセラー作家が死んだ、というところから始まる。いわゆる国際スパイ…
☆☆☆☆2話の内容を半ば忘れるくらい間が空いてしまった(^^;) 知波単高校との戦い承前。ジャングルでの追いつ追われつの戦いが延々と続く。なんと決着がついたのは約25分。2時間の映画でも、クライマックスくらいのボリュームである。しかもその間、ほぼ…
☆☆☆☆以前紹介されていた映像を見た時から、観たいと思っていて、ようやく観れた。(どうも高橋ヨシキ氏の東京MXの番組らしい) その時受けた本作のイメージは、地下の犯罪組織のアジトに突入した警察の特殊部隊が、悪者をバッタバッタと格闘で倒し、途中で…