2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
『モデルグラフィックス 2018年03月号』 ☆☆☆☆通巻400号と言うことで、RX-78特集。MGなら、Sガンダム特集またはセンチネル特集にして欲しかったけどなぁ…。 内容的には『メカニカルアーカイブス プラス アムロ編』のパラレルワールドか収録しきれなかったよう…
『デッドコースター』 ☆☆☆★ジャケットを見るとわかりやすいが、『ファイナル・デスティネーション2』である。 本作で「筋書き」とか「死神」と呼ばれているものを「呪い」とすればJホラーに、死神を登場させればスラッシャー・ホラーまたはモンスター映画、…
『機龍警察 狼眼殺手』 ☆☆☆☆★まさかのドラグーンが出てこない話。ロボットアニメ映画なら、プロデューサーにも視聴者にも絶対に許されない内容だが、これが普通以上に面白いから凄い。 今回は、特捜だけでなく殺人等の捜査一課、経済犯罪の二課、さらには公安…
『ファントム 開戦前夜』☆☆☆★ 予備知識なしで見たが、そもそもソ連の潜水艦の映画をアメリカ人が英語でやってる、って時点で「あらら」感(胡散臭さ)が漂ってるが…。 簡単にいうと、アメリカ映画版『ローレライ』という感じ。 党の密命を受けた情報局の人間…
『日本のいちばん長い日』☆☆☆☆ こういう事件があったのは知っていたので、あくまでも映画として見た。 ディテールとしては、詔勅の内容は、あくまでも立件民主主義的に文言の一字一句まで閣議で決めた、ということが分かったのが興味深かった。ただし、天皇…
『アーマーモデリング 2018年2月号』 ☆☆☆★『ガルパン最終章1話』特集。先月末に出た『モデルグラフィックス』の特集と似て非なる内容。製作モデルは初登場の戦車は重複しているが、どの辺が違うかと言うと、資料面。マーク?をフィーチャーしたMGに対し、本…
『ついてくるもの』 ☆☆☆★未読のような気がしたが、既読だったのかもしれない。 『夢の家』☆☆☆★ とある廃屋に入った者は、夜眠ると、ある女が現れ、一晩ずつジリジリと自分の家に招き入れようとする。まるで『ジョジョ』のスタンドのような話だ。『ついてくる…
『スズメバチ』☆☆☆連続レイプ&買春組織のボスを移送する途中で、何者かが襲ってくるのはわかる。それは分かるのだが、ながら見だったこともあるが、それと不良少年たちがとある建物に侵入するエピソード、そこに襲ってくる特殊部隊との関係がよく分からなか…
『AKIRA』☆☆☆☆ 小学生の頃に見た時は暗い、怖い話、という印象だが、30年ぶり(!)に見てみると、これは凄い作品だわ。 wikiペディアで見ると、やはりかなりの金をかけているだけあって、アニメートの手間は膨大。『ポニョ』の鬼のような作画を、『攻殻機…
追記版『プライベート・フィクション』 ☆☆★短編集。広義のミステリーというより、広義のホラーまたは幻想小説か。 どの作品も、幼少時の記憶と改竄、嘘と友情と見栄がテーマの変奏曲であるあたりは、ある種の純文学的な作品とも言えるかも。柳美里とか。『1…
『シャーロック・ホームズたちの冒険』 ☆☆☆☆ふつうは競作またはアンソロジーになるであろう、歴史上の実在またはフィクションの有名人が探偵役を務めるパスティーシュ風の中編集。芦辺拓あたりが書きそうだ。『「スマトラの大ネズミ」事件』☆☆☆☆ あとがきによ…
『聖女の島』 ☆☆☆★ネタバレせずに紹介するのは難しいが、孤島に設けられた女子の矯正施設での出来事を描く広義のミステリー/幻想小説。 トリッキーなホラーとして読むほうが、最もがっかり感が少ない撮り組み方かもしれない。私は本格ミステリだと思って伏…
『首都消失(下)』 ☆☆☆☆突然首都圏と音信不通になったらどうなるか、というポリティカル・フィクションは、遅々としてというべきか、地道にしか進展しない。福井晴敏なら、同じボリュームであと2巻は書くであろう。 科学的な分析もじっくり描かれてはいるが…
『劇場版 薄桜鬼 第二章』 ☆☆☆音声メインで聞いていると、ほとんどBLのドラマCDみたいだった(@_@) セリフも、どこかで聞いたような台詞ばかりで、オリジナリティはなかったなぁ…。まあ、中嶋女性キャラは可愛いし、作画自体は悪くない。もちろん、川井さんの…
『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』 ☆☆☆いわゆる実録もの。「許すまじ」と言う言い訳の元、エロ・グロ全開。司法解剖医が、「なぜ女は凄惨な殺人を行うのか?」と調査・回顧すると言う艇で、結局は5、6つのエピソードを並べている。 ただ、その中には明ら…
『首都消失(上)』 ☆☆☆☆小学生くらいに見た映画の印象が最悪に近かったので敬遠していたが、原作は面白いじゃあないか! タイトル通り、もし、首都が消えたら日本はどうなる?というifを突き詰めたポリティカル・フィクション。当然本作が先に書かれたのだと…