2008-01-01から1年間の記事一覧
谷甲州 ハヤカワ文庫 ☆☆☆★ 裏表紙アオリには「記憶をテーマにした」とあるが、あとがきを読めば何のことはない、ただの初期短篇集である。 編集からの依頼のせいなのか、単に傑作シリーズ〈航空宇宙軍〉が始まりいないだけかもしれないが、地に足の着いた読…
機甲天使ガブリエル加藤 直之ラピュータ 2008-11-05売り上げランキング : 1910
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)山岸 真 早川書房 2005-09-22売り上げランキング : 121627
田中啓文 ☆☆☆☆ 講談社ノベルス シリーズも二冊め(3部作の“中"らしい)だけあって、それぞれ個性的なキャラたちも生き生き活躍して来たし、ダジャレも(私だけ?)ツボに入るものが増えて来た。 各短編に一つ以上は思わず吹き出してしまうダジャレがあるもんな…
中吊り倶楽部 「メディアの辻説法師」と「業界の地獄耳」の高級時事漫談宮崎 哲弥洋泉社 2008-11-06売り上げランキング : 13256
爆笑問題 集英社 ☆☆☆★ 雑誌「プレイボーイ」連載の漫才コラム。 ある時期から単行本は買わなくなったのだが、タダで読むぶんには十分楽しめる。 各テーマごと文量は『日本原論』と大差ないと思うが、こちら縦長の版型のために二段組になっているせいか、印象…
平谷美樹 ☆☆☆☆★ 角川ハルキ文庫どうでもいい話、作者名はてっきり「ひらたに・みき」だと思ってたが、「ひらや・よしき」と読むのが正しいらしい。 解説にあるように、まさに第一回・小松左京賞にふさわしい秀作。 小松左京、ホーガン、山田正紀、クラークな…
北森鴻 講談社 ☆☆☆☆ 9/11〜9/14 相変わらず、良質の短編集である。 最初の短編から、工藤のさよならを予感させる気配が演出されていて、 そして修行時代などの過去も、同僚であった香月の口から少しずつ語られて行く。『背表紙の友』なんかでは、山田風太郎…
彗星の核へ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)山高 昭 早川書房 1988-01
星空の二人 (ハヤカワ文庫JA)谷 甲州早川書房 2005-05-25
スクリーミング・ブルー (集英社文庫)藤木 稟集英社 2005-09
切断 (創元推理文庫)黒川 博行 東京創元社 2004-11-25