☆☆☆★笠智衆主演の白黒ホームドラマ映画。笠智衆が主演だと、どうしても『東京物語』みたいに感じてしまうなぁ(^^;) 酒は飲めないがヘビースモーカーである、冴えない国鉄職員の主人公。口うるさい妻と、こまっしゃくれた二人の息子で、まるで『サザエさん…

 ☆☆☆☆予告編は何度も観ていたが、あんまり面白そうに感じなかった。公開後は割と盛り上がっていたので、ちょっと期待したら、意外と面白かった。 スパイ・スリラーかも思いきや、『ジョン・ウィック』的な、暗殺屋がゴロゴロいるフィクション度の高い世界…

☆☆映画マニアなら泣く子も黙るフェデリコ・フェリーニ監督。 でも、やっぱりヨーロッパの「巨匠」の映画は私には向いてないなぁ。 主役の女優が、『ジェシカおばさん』みたいだなぁと思っていたが、年齢は二十代の設定なのかもしれないが、美人でないのは…

 ☆☆☆☆3部作の完結編は、まさかの『１』と『２』の間の時間軸と、『１』の後を交互に描く、『１＋２』とでもいうべき物語。 なんと言っても、アンディ・ラウとトニー・レオンが出ているだけでビジュアル的な魅力が全く違う。本作は、『１』の前の知られざ…

 ☆☆★城定秀男監督のピンク映画。 職場で皆からキモいと言われている課長だが、主人公だけは「キモ専」なので、ひそかに盗撮や盗聴で、それをオカズにしている。 キモいのは分かっているが、興奮もするという、アンビバレンツは、描けているのかいないのか…

 ☆★大阪シナリオスクールの長編CMみたいな作品。何故か爆弾処理班ではなく、刑事が爆弾を見つけて、なぜか持っているペンチでコードを切る。そばに座っている女がノートパソコンでそのシナリオをかいているらしい。 途中で、学校名が出て、終わりそうにな…

 ☆☆☆★原題は『HELL HOUSE llc』。カタカナ表記で別の作品があるらしく、原題のじてんで、紛らわしさを狙ってつけたっぽい。llcは日本でいう合同会社のことで、お化け屋敷をオープンさせた人々のファウンド・フッテージものホラー。 ただし、正確に言うと、…

 ☆☆美容室製作の作品で、このタイトルとなれば、髪フェチ的には観ずにはおれまい。『髪からはじまる物語』みたいな作品かと思ったら、ある意味真逆の内容だった。 全編モノローグで、小さい時から長くて綺麗な髪を周りから褒められて、そのイメージを壊さ…

 ☆☆☆★私にしてはエンディングに流れる主題歌が良かった。主役は新行市香アナみたいな顔の人。 田舎（母親との電話からすると、関西）から上京した主人公は、理髪店で修行するが、失敗ばかりでうまくいかない。 実家から送られてきた荷物の中に、父親から…

☆☆☆鹿沼をアピールするための短編。 なんで人物と背景を合成してるのかよくわかからないカットがいくつかあったけど、イヤでも全編、鹿沼の実景が背景じゃいといけないのかな。 映像ディレクターとして都会に出た主人公は、たまたま地元を舞台にした撮影で…

 ☆☆☆ショートムービー。てっきりニューヨークを舞台にした話かと思ったら、NYNYという美容室の宣伝映画だった。 別の高校に通う幼なじみと、バス停でバスが来るまでだけ話して、乗ってからはそれぞれの学校の友達と話す。 女の子が好きなバンドのボーカル…

 ☆☆★映画としてはいいが、内容が普通すぎる(^^;) 幼なじみの2人。女子高生のほうが落ち込んで「何の取り柄もない」と言うのに対して、「何か他の人より優れていることがないと、取り柄がないのかよ！？」と、いいことを言って、元気を出す。タイトルから、…

 ☆☆☆★自主制作の短編アクション映画。いわゆるデスゲームものかと思わせて、というオチだが、そんなのはどうでもよくて、あくまでもファンタジーでもSFでもなくて、現代日本でアクションを見せるための設定にすぎない。 刀とかの武器が、アルミホイル巻い…

 ☆☆★自主制作（？）短編映画。夫を早くに亡くして、天国に行った時に自分だけ老けるのがイヤで、兄が開発した老化阻止装置にかかっていたが、６０にもなると、副作用として頭痛が襲ってくるようになった。 すこしふしぎ系というか、『世にも奇妙な物語』系…

藤本大三郎 ☆☆☆★ 講談社ブルーバックス「すべての生物に共通なものが２つある。それはタンパク質と核酸（DNA及びRNA）である。」「酵素がないときにくらべて、１０００万倍から１兆倍ぐらい反応速度をはやくすることができるという。つまり、触媒なしでは実…

☆☆★リュック・ベッソンの『レオン』の確か次の女暗殺者もので、後に半分ライフワークみたいになっている作品群の続編化第一作（ゴジラで言えば『ゴジラの逆襲』に相当する）。 本作のヒロインは盗みもする不良グループの、警察との銃撃戦を生き残り、その射…

☆☆☆☆再見。３回めかな？ これまでの印象は、どうしても『ターミネーター２』の初見時の衝撃が凄すぎて、本作には前作にあった革新性もなければ、深みもない、凡作というもの。 だが、改めて見返してみると、それが良い。 全編に渡って、ダレ場のほとんとな…

佐野洋 ☆☆☆ 徳間文庫なんとなく辻真先の短編集あたりを連想させる作品集。『大密室』☆☆☆★ 電気の消えた無音室に男女二人で閉じ込められ、目が覚めたら女が死体になっていたが、男は犯人でないと主張する。設定はすこぶる魅力的なのだが、真相は、まるで長編…

☆☆★大ヒットを受けて作られた第二作は、前作で少し描かれた、二人の警察学校時代から、前作までの間の話。キャストも、トニーとアンディの代わりに、警察学校時代を演じた二人が再登板。警視とマフィアのボス役の二人は続投。 やはり、あの二大スターがいな…

☆☆☆☆面白かった。マスクを被っただけの人間のはずなのに、マイケルが不死身すぎるのはどうかと思うが、これが本シリーズのお約束というか、マイケルの設定だとしたら、「あ、そうなのね」と受け入れるしかないのだが……。 スラッシャーとしては、遠慮なく割…

 ☆☆☆☆香港映画好きとしては当然聞いたことがある作品。『男たちの晩夏』の系統だろうなというのは分かるのだが、映画から遠ざかっていた時期でもあり、見ていなかった作品。 当時の香港二大スターでもあるトニー・レオンとアンディ・ラウの共演。 あらすじ…

 ☆☆☆原作の内容はほとんど忘れていたので、NHKドラマ版の延長として観た。これが正解で、ドラマオリジナルの泉鏡子の存在といい、スタンドを見せない演出といい、テレビの路線をまんま踏襲している。露伴役の高橋一生もピタリとはまっている。 作中にでて…

 ☆☆☆★パターンって、インドの地方の名前らしいが、もしかしていわゆる「バターン死の行進」のバターンのこと？（これがウソなのはおいといて） 改めて、昨今のインド映画の勢いは、80から90年代の、香港映画のそれに似ている。世界で受けてるもの、面白そ…

 ☆☆☆★（もちろん本編を観た後で）期せずして色々な感想動画を観た上で書く。コングが主役で、ゴジラが脇役であるのは、前作から変わらず、というか、よりひどくなっている。まるでギャレス『ゴジラ』のムートーくらいの配分とでも言おうか。 出番の尺的に…

 ☆☆☆★再読。でも、内容はほぼほぼ忘れていた(^^;) 解説を読んで気づいたが、本作ではワトソン役のナディアが７つの推理を披露するので、そりゃ長くなるわな……という感じ。 さらに、ホロコーストについての思想的解説、ハイデガーの実存主義についての解説…

☆☆☆『１』の直後から始まる、直接の続編。なのに、熱量は明らかにトーンダウン。アクションは、ラブコメの添え物みたいになっている。いやまあ、これが普通の映画のバランスなんだけど。 アクション的な見せ場は、公園での乱闘で、遊具の間をジャッキーも敵…

 ☆★30分くらいの自主制作短編映画。SFでもあるが、約20人くらいと、やたら登場人物が多いのは、劇団か何かかな？ 民間企業が宇宙へ行けるようになった未来、ある企業が傭兵と囚人を集めて、火星で謎のミッションを行う。 登場が出でくるたびに役名と特徴（…

 ☆☆☆二十数分の短編SF映画。かと言って自主映画でもなく、音楽もしっかりしているので、アメリカのテレビ映画（30分番組）とかかもしれない。素人に毛が生えた程度とはいえ、ちゃんと日本語版がアテレコされてるし。 郊外で二人でキャンプ中の二人に、宇宙…

 ☆☆アメリカあたりの自主制作短編かな？ 日本語字幕はついてるけど。10分ない短編なのに、字幕での背景説明と、自然映像のため、脚本的なセリフは2ページくらいしかないんじゃないの？？ 出来事だけで言えばYouTubeのサムネにあったように、男が銃をぶっ放…

ネタバレ高島礼子は体当たり演技で、上を脱ぐシーンがあるのだが、一瞬見せただけで、色仕掛けがバレて突き飛ばされる。完全に脱ぎ損だと思うんだけど(^^;) もし脱ぐなら、もうちょっと、先のベッドシーンまで描いてからにしても良かったんじゃないの？