思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガールズ&パンツァー最終車(3)


☆☆☆☆

2話の内容を半ば忘れるくらい間が空いてしまった(^^;)
知波単高校との戦い承前。ジャングルでの追いつ追われつの戦いが延々と続く。なんと決着がついたのは約25分。2時間の映画でも、クライマックスくらいのボリュームである。しかもその間、ほぼフルCGと言っても過言ではない戦車戦なのだ。ジャングルを一人称視点あるいは砲塔の戦車長からの視点で疾走するシーンは、明らかに『スターウォーズ ジェダイの復讐』のスピーダー•バイクのシーンを連想させるもの。そもそも戦車があれだけのスピードを出せるのか、出せたとしても、木にぶつからずに走り回れるのか、という問題は、まあ、快感原則の前には不問だろう。
継続対サンダース、アンツィオ対聖グロ、プラウダ対黒森峰の3戦もクライマックスだけ描かれるが、どれも作画•展開•演出どれをとっても物凄い密度。まさしく劇場クオリティで、最終章は各巻ごとに2、3年かかるのも納得せざるを得ない作り込みだ。
音楽演出としては、それぞれの国をイメージした曲を敢えてミスマッチになってでも流すのは、ちょっとやりすぎでは? とは思ったが、減点要素はこれくらい、というのが凄い。