思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

燃える勇者

☆☆☆★

真田広之主演のJAC映画。千葉ちゃんの空手映画に雰囲気がよく似ている。
オープニングは、ご機嫌なアフリカ映像と音楽なのに、そこから全くの唐突に暗闇で真田広之が座っている映像に変わり、音楽も地味なものになる。まるでDVDの針(はないけど)が飛んだような乱暴さ。
アフリカに行こうと貨物列車い潜り込ん真田広之が、目的地に着けずに、降りたところでトラブルに巻き込まれる。最初は、乗馬クラブから逃げ出した馬をいさめて、そこで働くことになる。革ジャン姿といい、なんか『ギャバン』のようだ。
そこで、本作がデビュー作という、女学生の伊藤かずえを守るために戦う。私的には、ロングヘアなのはいいが、最初から最後までお下げなのが残念(^^;)
劇伴は、随所に入るどれもが、ベースが結構全面に出た格好いいのに、どれもズレた曲調なのが不思議だ。
特撮ものの悪役的な大企業と戦うのだが、会社の秘密を盗んだ伊藤かずえを拉致したのに、数時間攻め立てたのに吐かせられない大人達って、小学生以下(´Д`)
クライマックスのチーム戦も、ただたの記者が、戦いのプロである傭兵と互角以上に渡り合うとか、ご都合主義は気になるところではあった。
真田広之のアクションは、カンフーやケンカではなく、それこそ『ギャバン』的な、飛んだり跳ねたり的なダイナミック系。印象に残る動きはなかったものの、スピードというか、動きのキレはとんでもない。
若きかまやつひろしも出演しているが、髪も黒いし、なんかバカリズムみたいだったなぁ。