思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ダンバイン総集編(3)

☆☆★

いや、確かにiPodiPhoneの間違いではなき)で観ている私が悪いんだけど、ショウが、いつの間に量産型ダンバインに乗り換えたの? と終盤まで思っていた。そしたら、色を変えたビルバインやん!? たぶんテレビシリーズでは、色が変わった理由はちゃんと描かれているんだろうけど、総集編だから飛ばしたのね。総集編を編集したのは富野監督自身かしら?? 総集編の魔術師とはいえ、『劇場版Zガンダム』みたいな例もあるからなあ……。
結論として、描写としては『イデオン』と『Zガンダム』の中間、という評価は変わらない。
私的なところとして、チャム・ファウの声が甲高すぎて鬱陶しくて仕方なかった。コバンザメみたいなもんだから、主人公ショウが映る場面では、もれなく出てくるんだもんなぁ(´Д`) 作劇的に、解説役として有用なのは分かるが……。
あと、真面目なところでは、ただでさえバイクのフルフェイスヘルメットなみに狭い視界なのに、文字通り目の前でウロチョロされたら、目障り以上に、戦闘中では死活問題。私なら叩き落としたくなること間違いない。
デザイン的には、これまた小さな画面で観た私が悪いのだが、ロボの差がグラムロ以外は、ほとんど同じシルエットなのが、子供向けアニメとしては問題かな。設定だけ知っていた時は、そんなこと思わなかったんだけど。メインの宮武さんよりも、出渕デザインの問題??
メカデザインでいえば、シャアのパチモンみたいな黒騎士の乗るメカが、色といいデザインといい、ビルバインの変形後にしか見えなかったのもややこしい。だからこそ、ビルバインのほうの色をダンバインに近づけたのかも知れないが。そういえば、ロボットの色を途中で変えるのも、ガンダムマーク2に先駆けた、エポック・メーキングだよなあ。
なんと言っても、主題歌がレジェンド級に素晴らしい(オープニングのアニメーション自体は大したことないけど)。

以下ネタバレ

イデオン』に続く、「皆殺しの富野」の面目躍如というラストではあるが、全滅感は薄かった。ショウも、いつの間にか死んでた、という感じだし。そもそも、黒騎士のダークサイドのフォース(オーラ力)だけを滅するなら、その後に全滅させなくても良かったのでは??