思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レディ・アロー


☆☆★

原題は『』。ケーブルテレビのあらすじでは、アーチェリーの達人である主人公のおばさんが、強盗に入られて、なんとか脱出し、得意のアーチェリーで犯人たちを次々に射殺して、娘と夫を救い出す。まあ、B級というか、お気楽なジャンル映画である。
マーベル・ヒーローにも弓の使い手がいるが、ヒーローものではなく、しかも女性の射手が、悪者と戦うアクション映画は珍しい。
だが、観てみると、やっぱりこれまでなかったのも当然なのかな、という感じ(^^;) おばさんが殺された家族の復讐をする『』みたいな映画かと思ったが、家族を救うやつだった。
屋外で、10メートル以上の距離があるならいいが、よくある屋内の倉庫みたいな状況では、取り回しが悪すぎるのが、リアルに考えざるを得ないので、その欠点が浮き彫りにならざるを得ない。
考えたら、弓矢を連続で放つのは、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』でレゴラスが既にやってたか。
ただ、悪物のほうが、鎖骨の下に刺さった矢を(背中から刺されて、鏃が胸から出ているから、それを持って貫通させるように前に!)引き抜いたり、変なところで面白い(実に痛そうな)描写があった。

以下ネタバレ

夫がトレーダーで、その金を狙って強盗がやってくるのだが、黒幕は夫のビジネスパートナーという、(別にいらない)ツイストもある。
それよりも、冒頭のアーチェリー大会決勝で、やたらとキャラが立っていたおばちゃんは、クライマックスに再登場とかしなかったなぁ。もしかして、製作地オーストラリアでは有名な選手?