思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『学校では教えられない 満洲事変 世界と日本の歴史を変えた二日間』 ☆☆☆★ 満洲事変そのものもいちおう描かれてはいるが、本書で描かれているのは「満洲事変前後の日本憲政史」である。満洲事変そのものも、基本的には日本本土に伝わってくることが書かれて…

『モデルグラフィックス 2018年08月号』 ☆☆☆☆MGディープ・ストライカー発売記念特集。パチ組みから小ディテールアップ、Sガンダムへのコンバート、果てはZプラスのハミングバードまでと、実質的には「センチネル」特集なのだ。(もう数年前になるZプラス特…

『ヘルボーイ』 ☆☆☆★序盤まで、つまり世界観の説明にあたるところまでは、美術設定のディテールに圧倒される。 主人公のヘルボーイは、赤ん坊(小ザル?)の時に発見されたので、そんな風に名付けられているが、見た目はシュワちゃん的なゴツいおっさん。とこ…

『Tの衝撃』 ☆☆☆★良くも悪くも、ヒットした前作の構成を変えず要素を増やした『2』ものの映画のような内容。 主人公が陸自の情報部員で、四面楚歌の中で奮闘するなど、まったく同じといっていい。 増えた要素は、事件の背景が単なる侵略ではないこと、そし…

『模倣犯(1)』 ☆☆☆★女性の失踪事件からの、連続殺人事件。 文庫で5巻中の1巻めだが、ここまででは、なぜ『人狼城』ばりに長いのか、分からない。 面白いのが、1巻だけでも、いちおう犯人が分かって、読み終えることが出来るようになっていることだ。犯人…

『ダブル・ミステリ』 ☆☆☆★前から読んでも後ろから読んでもよく、真ん中に袋綴じ解決編がある、という構成。折原一も書いているが、あちらは本をひっくり返す必要があったのに対して、本作は本の後半を横書き(ネットのブログという体裁)にして、それを回避し…

『エクソシスト』 ☆☆☆☆ ケーブルで見たけど、あの超有名なブリッジで階段降りのシーンがなかったなあ(@_@) ケーブルテレビで見たので、カットされてたのか、ディレクターズカット版のみなのかもしれないけど。 とにかく少女が悪魔に憑かれた後のメイクがメチ…

『50の名器とアイテムで知る 図説 楽器の歴史』 フィリップウィルキンソン著/大江聡子訳 ☆☆☆★ 原書房オーケストラに組み込まれた楽器を中心に、発明順に解説したもの。 図説とあるが、内部構造の概念図や細部写真などは少ない。良くも悪くも、百科事典の楽…

島悟・佐藤恵美『職場ストレスでヘコまない実践テクニック ストレスマネージメントぷち入門』を読む印象に残ったところ「自分のもっている「認知のくせ」に気づき、それを修正したり、それに飲み込まれないようにすることで、感情をコントロールすることがで…

『不肖・秋山優花里の戦車映画講座』青井邦夫監修 ☆☆☆☆ 廣済堂 イカロス出版から、映画の中の兵器を扱った本もあるが、本作は、まさしく私のような『ガルパン』から戦車ファンになり、そして映画ファン初心者にはうってつけの一冊。 監修者を始め、複数の執…

『リケジョ探偵の謎解きラボ』 ☆☆☆☆タイトルから推測できる通りの内容。雰囲気は『恋と禁忌の……』に非常に近い。同作よりも、恋愛関係が少しずつ進展して行くところも、恋愛もの苦手な私でも微笑ましいくらい良い塩梅。 ミステリとしては、まさしく「21世紀…

『円周率殺人事件』 ☆☆☆☆ 赤川次郎や吉村達也、そのほか新本格作家が書いていないのが不思議なくらい、ありそうでなかったテーマのミステリー。 円周率にまつわるあらゆるトリビアを突っ込んで、なおかつ推理合戦を全面に押し出した佳作。 ミステリとして興…

『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』 ☆☆☆☆ 意外と面白かった。スラッシャー映画の中に入ってしまい、登場人物たちもそれを自覚している、という内容。 『最終絶叫計画』や『アキバレンジャー』みたいな感じ。 回想シーンになったり、白黒になったり、ス…

『泳ぐひと』 ☆★あらかじめ、見る前の町山さんの解説(リード)で「セリフや仕草全てに意味がある」と聞かされていたから最後まで見たが、そうでなければ絶対に20分以上見続けられなかっただろう。 海パンいっちょのおっさんが避暑地の別荘のプールを渡り歩く…

中尾ゆうすけ『ミス・ロスが激減する! 話し方・聞き方・伝え方』を読む印象に残ったところ「「報告」とは、部下が上司の指示命令に対する進捗や結果を伝えることです。上司がマネジメントするうえで必要不可欠なため、部下の義務」「「連絡」とは、必要な情…

『閉じた本』ギルバート・アデア著/青木純子訳 ☆☆☆★きしかんがあったが、既読なのか、折原一あたりが盲人の聞き書きという、同じ設定を使った作品を書いていたのか、よく思い出せない。多分既読だったかなあ……。 信頼できない語り手の最たるものが、盲目の…

『ロボコップ』 ☆☆☆☆ 20年以上前にテレビで見ているはずだが、多分その当時の何倍も面白く感じた。 危険薬液を浴びるゾンビ的な犯人、マーフィーを襲うグロ(エグ)い描写もそうだが、全体にハードで皮肉なバーホーベン演出が大人向け。 名匠フィル・ティペ…

『恐怖』 ☆☆☆☆ シンプル極まりない邦題だが、内容とは結びつけにくい。 車椅子に乗った若い女性が、いないはずの男を目撃し、見直すと消えている、という(恐怖?)現象がメイン。 この辺りの展開・演出が、冗長に感じるのは、やはり昔の映画だからか。 ただ…

『パシフィック・リム アップライジング』 ☆☆☆☆気になる点はちょこちょこあるものの、基本的には満足。 最大の良いポイントは、ダレ場がないこと。もちろん多少の人間ドラマやしんみりポイントはあるが、適度に分散しているので、退屈するまでいかないのだ。 …

『ジョジョリオン(10)』 ☆☆☆★今回は康穂が主役というこもあってか、6部のようなスタンドバトル。展開もじっくりめというか、薄いとはいえ、単行本一冊つかっての戦いは、6部の週間時代の1巻である8週ぶんと大差ない読みごたえ(長いと感じる)がある。 岩人…