島悟・佐藤恵美『職場ストレスでヘコまない実践テクニック ストレスマネージメントぷち入門』を読む
印象に残ったところ
「自分のもっている「認知のくせ」に気づき、それを修正したり、それに飲み込まれないようにすることで、感情をコントロールすることができ、ストレス負担の軽減につながると考えられています。(略)順当だと思える考えであっても、あえて自分の考えを別のものに置き換えてみることで、感情をコントロールすることが可能になるのです。(略)別の考えが浮かばないときは(略)ちょっとその考えを棚上げしておこう」と考えればよいのです」
「アサーションは、自分も相手も大切にしながら上手に自分の気持ちや意見を伝える方法(略)まずは(略)状況の描写と(略)相手への理解、(略)提案ができるように心がけてみましょう」
「誰かが大きな声を上げたとき(略)その人は、そのとき直面したことだけに怒りを覚えたのではなく、それをきっかけに鬱積していた怒りのマグマが噴出したのかもしれないのです。(略)イライラや怒りは、一端押さえ込むことに成功すると、それを強く意識しなくなったり、怒りは感じているのに、何に対してなのかがわからなくなることもあります。“我慢”に慣れっこになるのは、とても負担が大きいことです。こういう状態が続くと、心身に負担をかけてしまいます。」