思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『スターフォース 最強の軍団、誕生!』

B・V・ラーソン ☆☆☆☆ ハヤカワ文庫SFどうせ粗製乱造のミリタリーSFのひとつだろうと、タイトルに引っ掛かりつつ、百円で売ってたので、ほとんど期待しないで読んでみた。タイトルとは、テーカン/ハドソンの名作シューティングゲームを連想せざるを得ないか…

『よりぬき 週刊安全保障』

☆☆☆★ 大日本絵画発売当時、買おうと思いながら、パラパラ見て、高いなあ……と購入を見送ったもの。 刊行当時でも、ニュースを数ヵ月後に読む、という意義が怪しい書籍だったが、それをさらに数年後に読む……。 とは言え、あらあめて、異常に兵器のディテール…

『ゴジラ 星を食うもの』

追記ようやくこれで「ゴジラ映画は全部観てます」と胸を張って(?)言えるようになった(^^;)

『ローン・サバイバー』

☆☆☆★アメリカの最強部隊ネイビー・シールズが、悲惨な目に遭う実話ベース映画。 タリバンの有力指導者を偵察に潜入した4人が、瀕死の一人を残して全滅する。これは冒頭に出てくるので、ネタバレではない。 オープニングでは、実際の訓練映像が使われている…

『インディペンデンス・デイ リサージェンス』

☆☆☆★もちろん前作は大好きだが、本作の世評(を聞くまでもなく)は最悪だったので、全然期待しないで観た。 意外と面白いやん(^^;) もちろん、中国(スポンサー)びいきのキャストや設定、ストーリーはツッコミ所だらけだが、それはおいといて、ビジュアル…

『最低。』

☆★AV女優の話ということで、『nude』みたいな話かな、と思ったが、まあそれと『海街ダイアリー』を合わせて3で割ったような作品だった。ただし、途中からめっちゃ早送りで観たので、いい加減視聴です(^^;) ただし、というべきなのか何なのか、裸のシーンは…

『スプリット』

☆☆☆★3人の女子高生が誘拐・監禁される。犯人像の元ネタは『24人の、ビリー・ミリガン』かな? ビリーという人格も重要な位置にいるし。 密室劇かと思いきや、犯人はカウンセラーに通っており、ある種の新本格ミステリーの館もの的なトリックもあるか? …

『艦船模型データベース2020(2)』

☆☆☆☆戦艦や軽巡洋艦以外の、空母、重巡洋艦、駆逐艦、潜水艦そしてエッチングパーツメーカー概覧など。もちろん、私のような艦船模型の初心者向けのガイドとしても、上級者向けの、キットごとの特徴把握にも、最適の一冊。リニューアル前のキットは載ってい…

『GODZILLA 星を食うもの』 ☆☆☆★なんとも微妙。このシリーズ、小説(『プロジェクト・メカゴジラ』まで)の方を映画化して、こちらを小説にした方が良かったんじゃないの?(映画の小説版として出ているのは別にして)。エクシフとビルサルドも、特撮なら人…

『青き鋼のアルペジオ(13)』

☆☆☆☆ さらに風呂敷を広げまくって、第一部完、……て(@_@) まだつづくのを知っているから良いが、連載で読んでいたら、広げた風呂敷を畳きれなくなったんだなぁ……と思ったことだろう。 絵的には、艦船の隙のなさは相変わらずて、キャラのバリエーションや、既…

『ゴジラ 怪獣黙示録』

大樹蓮司 ☆☆☆★ 角川文庫これ、色んな意味で問題作だぞ……。 全編、色んな人物へのインタビューという構成もそうだが、書き込み的にも、小説というより、梗概レベル。 それはおいても、地球各地に様々な東宝怪獣が出現し、人類をじわじわと追い詰めて行く、と…

『ゴジラ プロジェクト・メカゴジラ』

☆☆☆☆ここからが本番。人類とゴジラとの全面対決である。 これを読んでいると、撤退的に人類を追い詰めて、億単位で人が死んで行くのは、清涼院流水『カーニバル』を連想させる感じで、笑ってしまうほど(^^;) もしかして、本当はこれを映像化したかったけど…

『イスラエル軍事史』

モルデハイ・バルオン著/滝川義人訳 ☆☆☆ 並木書房原著は2004年、訳書は17年出版。 第一次大戦あたりからのイスラエルを中心とした政治・紛争史、というのが本書の妥当な説明だろう。基本的には年代順に、各章ごとに異なる研究者が、戦争だけでなく、テロな…

『戦神 ゴッド・オブ・ウォー』 ☆☆☆★チョウ・マンチェク対倉田保昭がウリ。支那・明の時代の、明軍と倭寇の戦いで名を馳せた将軍を描く。という設定だから、『バーフバリ』ばりに雑兵を弾き飛ばすチョウ・マンチェク将軍無双かと思いきや、意外とリアル志向…

『さよならの朝に約束の花を飾ろう』

☆☆☆★凡庸な異世界ファンタジーものかと思って、川井憲次音楽担当作品だが、劇場ではスルーしていた。 絵は綺麗だが、そこまで繊細でもなく、頑張っているテレビアニメくらい。 冒頭の機織り種族の城は、設定じたいに粗密がない事の問題なのか、パースの問…

『さよならの朝に約束の花を飾ろう』

☆☆☆★凡庸な異世界ファンタジーものかと思って、川井憲次音楽担当作品だが、劇場ではスルーしていた。 絵は綺麗だが、そこまで繊細でもなく、頑張っているテレビアニメくらい。 冒頭の機織り種族の城は、設定じたいに粗密がない事の問題なのか、パースの問…

『プラウダ戦記(2)』

吉田創 ☆☆☆★ メディアファクトリーいわゆる原作、ネーム部分はすごく面白いのに、作画が追いついていないのが残念。 画力がイマイチでも、『ゲッターロボ ダークネス』くらいはっちゃけてたらまだいいのだが……。 この原作で、『シェアファー・ハウンド』の…

『ランペイジ』

☆☆☆☆これ、キングコング対バラゴン対バランやなぁ……。そして全体は『ゴジラVSメガギラス』みたいな手塚昌明っぽい熱血バランスでまとめている。テレビCMを観た時は、クライマックスだけをまとめたのかと思いきや、結構中盤の場面だった。悪者が怪獣にころさ…

『GODZILLA 決戦増殖機動都市』

☆☆☆☆アニメゴジラ第2弾。三部作の真ん中だけあって、追い詰められたところで終わることは予想されたが……。 ざっくりと、ゴジラのデザインは、本作で、ナノメタルでコーティングされた、といつ設定が腑に落ちたので、これはこれで受け容れられた。ロボのデザ…

『青き鋼のアルペジオ12』

コンゴウって、『ギレン暗殺計画』のギレンの、女版キャラやね(^^;) コスチュームや立ち居振る舞いは格好良いけど、登場キャラ全般に、ここんところ顔が面長になってきて、ちょっと好みからは外れる感じに(´Д`) しかし、まさかクライマックスでもなさそう…

『ミッドウェイ』

☆☆☆★シネフィルWOWOWの岡部&押井解説で観た。これがなかったら、なかなか厳しかったかも(^^;) 何しろ、本作はこの、コメンタリーシリーズの前2作と異なり、ツッコミ所満載。何も知らないと、「ふーん」か、ちょっと見分けられる機体に対しては「何これ?(´…

『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS京極夏彦』

朝霞カフカ ☆☆☆★ 角川書店ちょっと気になったからテレビアニメも1話、覗いてみたけど、これ、単なる名義貸しあるいは歴史改変・美形キャラ化物に過ぎない、と分かって、即観るのをやめた。 本作は、現在の作家をモデルにしているし、どちらも好きな作家な…

『パンドラム』 ☆☆☆★ヘンな映画だ。 恒星間移民船で事故が起こったらしく、目覚めた二人の男が、船内に起こった出来事を探る。 ネタバレなしでバッサリ切り捨てるなら、このジャンルのSFをよく知らないプロデューサーが、「ウケるのはこんな感じでしょ?」と…