コードウェイナー・スミス著／伊藤典夫訳 ☆☆☆★ ハヤカワ文庫SF「人類補完機構」シリーズの短編集。今では『エヴァ』のほうで有名になってしまった補完機構とは 「監視せよ、しかし統治するな。戦争を止めよ、しかし戦争をするな。保護せよ、しかし管理する…

 ☆☆☆やっぱり、満足できる「20年めの続編」ではなかったなぁ。 改めて浮き彫りになったのは、オリジナルじたいも、「カードデッキは、誰が何のために作ったのか」「カードはランダムに出てくるのか？ ライダーの意思に応じたカードが引かれるのか？（じゃ…

 ☆☆★配信版。３話完結らしい。 20年ぶりの続編ということで、期待半分以下で観た。 オリジナル・キャストは、意外と再集結していた。顔が変わってて、一見、気づかない人も(^^;) 北村弁護士役の涼平がいないことは、やっぱり失望デカいけどね。 『龍騎』と…

 ☆☆★まずＢＬ要素が露骨な腐女子層への受け狙いすぎてイヤ(´Д｀) テレビシリーズの時に、その片鱗があるならまだオーケーだが。たとえばタイガと香川先生とか、インペラーとかね(^^;) ライアとガイアのバトルは、主役級が絡まないとこんなにも興味なくなる…

 ☆☆☆原作も小学生当時読んだし、当時の映画も観ているハズだが、毎回『鉄人兵団』とごっちゃになるんだよなぁ……(^^;) 今回のリメイク版では、スネ夫が裏主人公に据えられているのが最大の特徴。戦争／戦いの恐怖から、ついて行くことすら拒否するところか…

 ☆☆☆☆以前観た同名の作品はイギリスのテレビ局による海洋ドキュメンタリー。本作は、サメ映画の、『ジョーズ』が原典だとすると、中興の祖的な作品といえるのかも。 原題は『DEEP BLUE SEA』だった。作中の「（サメは）深海に帰る」的な台詞からとったもの…

 ☆☆☆★司馬遼太郎原作。大川橋蔵主演。個人的に、大川橋蔵って、顔と名前たギャップがあって、覚えづらいんだよなぁ……。名前だけのイメージだと、みなもと太郎キャラで言えば、鳥居耀蔵みたいな感じを思い描いてしまう。顔からすると、それこそ市川航平とか…

 ☆☆昔、オタキングが推薦してたので読んでみたのだが、期待外れ。というか予想と違った。紹介していたのは、死んだ仲間が空に浮かぶコマが、いつま経っても空から消えない、というギャグ。これがあるのは本巻最後のエピソードだけで、それ以外は好みとは違…

伊藤勢 ☆☆☆☆★まずは、今まで「朧夜叉姫」だと思ってました(^^;) それはおいといて、絵の力を優先する私としては、圧倒的な画力にやっぱり感服する。また、今さらながら、日本の現代幻想画家の巨匠・末巳純氏の影響が大きいなぁ、という事に気がついた。いや…

  ☆★ ねこ駅長といえば和歌山のたま電鉄だが、足柄温泉駅。 先代から交代して、二人兄弟から、のちに生まれた妹が加わり、最終的には三兄妹になる。一時間一本くらいのディーゼル車を、駅改札内側のベンチに座ってお出迎えするのが主な仕事。 いや、猫は…

 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 メカニック＆ワールド』 ☆☆☆★ 双葉社書名の通り、メカと美術にフォーカスしたもの。雑誌「グレート・メカニックG」の記事をメインに、美術監督、安彦監督の公開後インタビューを新規に収録しているのだが、ど…

 ☆☆アメリカン・ニューシネマを代表する（傑作）映画とされているので、観とかないとなぁ……という感じ。 結論から言うと、わたしには全く合わなかった。テーマもそうだが、映画の劇伴として歌を流すやつは「歌詞を出さないとテーマを表現できないダメ演出…

 ☆☆☆ベトナム残留孤児を救い出す。 ドミニクとホークが、エアーウルフのターボをはじめ、操縦方法をつかむための練習をするシーンもある。 ホークが元は陸軍のヘリのパイロットとしてベトナムへ派遣されていたことも明かされる。今回は、ＣＩＡから派遣さ…

 山田風太郎 ☆☆☆☆★ 講談社文庫何回目かの再読。映画『忍法忠臣蔵』を観たので、原作チンピラである（本書のあとがきに馳星周氏が「チンピラ」云々と書かれているのでややこしいが、ジャガモンド斉藤語呂のほう）。 映画とは全然違うやん！？ 映画版は小説…

 ☆☆公開当時は、ちょっとしたブームになってたかも。 「呪われた森」にドキュメンタリー撮影に行ってみたら、大変なことに。というだけの話。 ブレアの森に魔女がいるかどうか検証するドキュメンタリーをつくるプロジェクト、というわけだ。 ほぼ自主映画…

 ☆☆★白黒映画。丹波哲郎主演で、真面目な映画なのに、戦隊ものみたいな忍法演出だったりする、なんかアンバランスな感じ。 透明になって布団をはぐとか、ほんと子供向け番組か！？ というレベルなのだ。 原作は２、３回読んでいるが、逆にそれが故に「こん…

『ホームズと不死の創造者』 ブライアン展開ステイブルフォード著／嶋田洋一訳 ☆☆★ ハヤカワ文庫SFミステリSFであることは間違いない。何せ、人工植物による殺人である。被害者は、骸骨だけ残して 、蔦がそれにからまり、花が咲き乱れる。実に魅力的なビジ…