思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

サイクロンZ

☆☆☆

カタカナ+アルファベットという邦題は、ジャッキー、サモハン、ユンピョウの三人が出ている、という記号なのかな? 『プロジェクトA』『スパルタンX』は子供時代にテレビで観ているが、本作は観ていなかったかも。
ジャッキーは弁護士役。この時期の現代劇のジャッキー映画は、役目もジャッキー・チェンなのがありがたい(もしかしたら原語では違うかもしれないが)。
ただし、演出も演技も脚本も、弁護士には見えないんだよなぁ(^^;)
サモハンは、ジャッキーの友人で、裁判のための探偵活動を行う。ユンピョウも同様だが、サモハンとの面識はない上に、知恵遅れか、現代的に言えば発達障害みたいなキャラ設定。それゆえに、サモハンとはケンカばかりして、それをジャッキーが止めに入ることで、三人のバトルという、夢の共演を強引に作り出している。
本作では恋愛要素が強いのも特徴で、ジャッキーが裁判中に、被告に「私を愛してますか」と尋ねるという、とんでも展開もある。
ユンピョウだけが最後まで狂言回しの損な役回り。
クルーズ船や公園で暴漢に襲われる乱闘シーンとかは、かなり危険なスタンドを地味に(^^;)放り込んでいるのだが、目玉となる、特徴的なスタンドなんかはないので、やっぱり印象が弱い。