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昔、オタキングが推薦してたので読んでみたのだが、期待外れ。というか予想と違った。紹介していたのは、死んだ仲間が空に浮かぶコマが、いつま経っても空から消えない、というギャグ。これがあるのは本巻最後のエピソードだけで、それ以外は好みとは違った。
「『男塾』って聞いたことあるなぁ」という程度の、漫画家志望の主人公が、家の壁と『男塾』がつながってしまう、という話。
最大の期待との齟齬は、作中の設定やエピソードを、知っているもの、それを踏まえた上でギャグにするのではなく（それをやっているのは上述のラストエピソードのみ）、初めて見聞する非常識な校風（や作中ならではの巨大化表現など）に戸惑う、という、いわば普通のエッセイマンガ的な展開なのだ。
私が読みたかったのは『ここがヘンだよ『男塾』の描写』であって、『『男塾』へ入学してみた』ではないのだ。
