思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ドント•ブリーズ2

☆☆☆★

前作は観たが、盲目のじいさんがうっかり強盗に来たやつらを過剰防衛する、死の『ホーム•アローン』か『イグジット』か、というくらいの印象。
本作では、そのじいさんと、小学生くらいの女の子が同居、というか、箱入り娘状態で、学校にも生かせずに暮らしている。
今回は、強盗ではなく、女の子と仲の良いおばさんから仕留めて、外からやってくる。
それを、『座頭市』よろしく、目が見えないとは思えないくらいの「見えて」いる感で、てこずりながらも、バッサバッサとやっつけてゆく。
てこずるというのは、今回の敵は元軍人? という感じのプロ集団。やっつける、というのは、本作でじいさんが元ネイビーシールズであったと明かされるから、なんとなく納得せざるを得ない。
娘がイマイチ好みじゃないのも、感情移入出来なかったポイント。

以下ネタバレ

本作の強盗の目的は、じいさんよりも、娘を拉致すること。しかも、首謀者が女の子の実母で、病気のために心臓移植するドナーにするため。トンデモだけど、まあ、設定はどうでもいいでしょ(´Д`)
それよりも、前作では謎だから怖かったのに、本作では、まるで『ランボー ラスト•ブラッド』のようになっている構造転換じたいがポイント。
ただし、本作では、前作ではサイコ的な雰囲気もあったじいさんだけに、どちらにも感情できないのは、映画として大きな欠点かも。