思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ザ・モモタロウ(3)』
☆☆☆☆
ストーリーは色々な展開があり、結構シリアスなのにギャグも満載で、実に盛りだくさん。味読すると、結構時間がかかるのだ。24話後半、弁慶風車のページの右下コマに、それを見たバーバリアンが驚いているのを初めて発見した。もう20回近く読んでるのに(^_^;)かように1コマの密度が濃いのだ。
その最たるものが、31話の2ページめ左上コマ。宣言、投球、打撃、打球直撃という、4コマ以上でもおかしくない情報量が1コマに収まっている。しかもそれが笑いのテンポとスピード感を生んでいる。
作品論として、本作ではモモタロウや牛バカを始めとする各キャラが七変化以上に、ギャグ(ボケ)を最大限に活かせる容姿に一瞬にしてコスプレすること。これは実写化不可能な、まさにマンガならではの表現。