思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2023-05-07から1日間の記事一覧

七四式戦車

 ホビージャパン 1/35 陸自の七四式戦車といえば、いぶし銀の格好いい低姿勢のスタイルなのに、事実上、タミヤ製しかなかった。それが、導入から約半世紀たって、完全新規開発でプラモ化。タミヤ製も作ったことがあったが、これは買わずにおれない。七千円…

日本で一番悪い奴ら

 ☆☆☆☆白石監督作品で、評判も良かったが、綾野剛と中村獅童それにピエール瀧がメインキャストということで、どうも観る気が削がれていたもの。プラモBGVとして邦画のストックがなかったので観た次第。 内容だが、これ、この次の、白石監督のブレイク作であ…

ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ

☆☆☆★全世界大ヒットになる前から、『ミニオンズ』の製作会社イルミネーションの作品ということで期待していたのだが、期待値を上げすぎたようだ(^^;) 悪くはないが、予想の範囲内であり、期待を上回ることはほとんどなかった。 任天堂ゲーム史のパロディが…

ガルフォース レボリューション4

☆☆★いちおうリブートというか、リメイク的な立ち位置だが、最後まで観ても、やっぱりコビーのコビー(劣化コピー)だよなぁ。『地球章』が続編というかリメイク的な側面もあったわけだから。 キャラ、メカのビジュアルや声優陣もそうだが、ストーリーも。 …

幼女伝説2

星野之宣 ☆☆☆★ 集英社今回は一話完結の短編集(一部、連載を一つにまとめたものあり)。 ジャンルもバラバラで、できも、及第点前後、という感じ。あとは、伝奇ものというより、歴史ミステリー的なオチがあるものが多い。 やはり白眉は「竹取物語」をベース…

まぼろしの市街戦

☆☆これまで何回か、タイトルからあらすじはチェックしたもなの、観る気はあまりなかったが、隠れた名作というか、通好みらしい記述を見かけ、この度観てみた。 (時代は第二次ではなく第一次大戦らしい。観ている間はわからなかったけど。軍服がスコットラ…

幼女伝説1

 星野之宣 ☆☆☆★ 集英社中編を2作収録。 ひとつ目がクレオパトラ。エジプトの妖術で、転生を繰り返すようになったとする。死後すぐではない、というのがミソ。数十年後のユダヤのサロメは知っているが、イエスと同時代人だとは知らなかった(^^;) モローの…

劇場版サンダーバード6号

 ☆☆★観たような、見てないような感じだったので改めて観た(『サンダーバード』関連は、本や雑誌で言及される事が多いので)。 今となっては忘れがちだが、作中の時代設定は未来であり、宇宙時代。そこへ、新たな航空会社の儲かり戦略としてブレインズに…

神風タクシー

 ☆☆☆タイトルから、なんとなく「東京のしがないタクシー運転手の日常を描いたドキュメンタリー」かと思っていたら、全然違った。 それでも、冒頭は日本に住む南米の移民というか、日本で暮らす南米人たちのインタビューがあるので、ドキュメンタリーである…

ロボコップ2

 ☆☆☆★小学生時代にテレビで観た気がするが、ほぼ覚えていなかった。 まず、映画が始まると、すごいテンポで状況を説明してくれることに圧倒される。 バーボーベン監督ではなくなかったが、ある種のゴア描写というか、暴力的な描写は健在。ロボコップ2の試…

三体0 球状閃電

 ☆☆☆☆★ 早川書房最後にはとてつもないスケールに広がる「三体」3部作。その前日譚ということで、必然的にメチャクチャ地味な、メインキャラである研究者の日常を描いた小説かと思って読まずにいたが、豈図らんや、メチャクチャ面白い! さすがは作者の面目…

ロシャオヘイ戦記

 ☆☆☆☆日本アニメを研究しつくして作ったチャイナアニメ。 とりあえず、主人公の子猫シャオヘイが可愛いからオールオッケー……かと思いきや、人間形態では可愛さ半減なんだよなぁ。モジャモジャヘアーが減点要素だ。 タイトルが「ロシャオヘイ」なのに、作中…

ドラえもん 緑の巨人伝

☆★これは少なくとも『ドラえもん』映画として最低レベル(いちアニメ映画としてなら普通)。 おはなしが『ナウシカ』『ラピュタ』『トトロ』『もののけ姫』のパクリで、植物王国の各種デザインが『スターウォーズ1』のパクリなのは、まあ、映画版ではよく…

地球の静止する日

☆☆☆★『地球が静止する日』のリメイク元。白黒映画である。 4Kリマスターということで、かなりクリアで、白黒というとこも相まって、昔のアメリカ、というだけでない、そもそもが異世界のような雰囲気も感じた。これは、本来、製作者たちが意図してたも…