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白石監督作品で、評判も良かったが、綾野剛と中村獅童それにピエール瀧がメインキャストということで、どうも観る気が削がれていたもの。プラモBGVとして邦画のストックがなかったので観た次第。
内容だが、これ、この次の、白石監督のブレイク作である『狐狼の血』と一緒やん。
本作は事実を元にした作品で、『狐狼の血』はフィクションという違いはあるが。
北海道の、暴力団絡みの部署についた若手警察官が、毒を食らわば皿まで、的な感じで、『狐狼の血』の役所広司か『狐狼の血２』の松坂桃李のような違法捜査に染まってゆく、という話。世の中、特に闇社会を相手にするには、綺麗事だけでは通用しない、ということか。
言ってみれば、どちらも同じなので、本作を、俳優陣を豪華にした、あるいは『日本で一番悪い奴ら２』が『狐狼の血』である、と言っても過言ではない。
音楽は、とぼけた感じで、伊丹十三っぽかった。
