2018-01-01から1年間の記事一覧
『イップ・マン 継承』 ☆☆☆★ 『ついていったら、こうなった』 ☆☆☆★「キャッチに止められ「職業は?」と聞かれたときに「フリーターです」と答えれば、話を切り上げやすくなるだろう」 「即決を迫る団体に優良なところは少ない」 「街頭で断り切れずに無理に…
『ランドスケープと夏の定理』高島雄哉 ☆☆☆☆ 東京創元社中編3つからなる連作だが、事実上、3章だての長編と見なして差し支えない。 読み始めると誰もが抱くであろう印象が、実にグレッグ・イーガンっぽいというところ。 さらに読み進めれば、本作が、イー…
『刑事コロンボ 魔術師の~』 ☆☆☆★一流マジシャンとの対決。職業柄、ミスディレクションとトリックには精通している犯人。手がかりと、その証拠を一つ一つ突き止めて行くコロンボ。正に本格ミステリの王道的な展開で、文句のつけようがない。 中でもコロンボ…
『パトレイバー TNG(4)』 『大怪獣あらわる 後編』 ☆☆☆★ 前編の超低予算は、後編の特撮に金を使うためだったのか…。逆に言うとこれに金を使ったから、前後編に分けざるを得なかった。おまけに前と後で章を区切って「ヒキ」に使うほどアコギに…(´д`) 特撮は、…
『ヘリコプターの最新知識』 ☆☆☆☆「飛行中のメインローターの回転数は常に一定です」
『ジョジョリオン (18)』 ☆☆☆★
『ジョジヨリオン(17)』 岩人間と岩動物( ´Д`)とのバトルは、それほど伏線を活かした勝利とは思えなかった。 豆洗のスタンドはジョリーンとほぼ同じ。でも、シャボン玉が糸と同じっていうのは納得行かんなぁ……。血縁関係の暗示なのだろうけど。シャボン玉…
『ジョジョリオン (17)』 ☆☆★
『空母いぶき(10)』 ☆☆☆★ 中国空母の総攻撃をしのぐいぶき。『沈黙の艦隊』はほぼ1対多なので、アクション映画的な面白さだが、本作は航空機やミサイルがヒットするか、というよりシミュレーション性が高い感じ。この巻では、過剰防衛か否かなどが焦点には…
『星系出雲の兵站(2)』林譲二 ☆☆☆★ ハヤカワ文庫SF天涯の衛星を占領したガイナスを威力偵察するが、返り討ちに合う。その間にも民間、軍部ともに政争が繰り広げられる。政争についてはうろ覚えの『暗黒太陽の目覚め』とあまり変わらないかも……。軍事的な敗…
『ドラゴン×マッハ!』 ☆☆★邦題からは、燃えるバトルものを期待させるのに、内容は難病もの!( ´Д`) 原題は『SPLなんとか』で、『SPL狼よ静かに死ね』の続編なのだ。そうと知れば、やたらヘビーな展開も納得なのだが……。 白血病で余命僅かのマッハ(…
『作家刑事 毒島』中山七里 ☆☆☆★主人公の女性刑事が、文壇(小説業界)で起こった殺人事件に、退職刑事にして作家の毒島の協力を仰ぐ。 特にデビュー前から、数年後までの作家(とその玉子)の実情を、その名のとおり毒っ気たっぷりに描く。作家志望の人は、…
『空母いぶき(10) 』 ☆☆☆☆ 『ジョジョリオン(16) 』 ☆☆☆★
『大陸横断超特急』 ☆☆☆ まるでジャッキー映画みたい。コメディ調だが、内容は『バルカン超特急』よろしく(というよりもこれのオマージュタイトルか)悪党たちの企みに巻き込まれた主人公の奮闘を描く。 本作で面白い(バカバカしい)のは、主人公が列車に…
『おじいちゃんはデブゴン』 ☆☆☆ ボケ老人だが、若い時の特殊警察のカンフーが身についている、という。まさしく「ナーメテーター」ものである。 流石にサモハンも歳なのか、体全体を使ったアクションは控えめで、受身や関節技が主体。 友情出演的に往年の香…
『ギャラクシー・クエスト』☆☆☆☆『スター・トレック』のパロディ。『レッドスーツ』みたい。『スタトレ』ならぬ『ギャラクシー・クエスト』に出演した俳優たちが、そのドラマの放送を傍受した宇宙人たちが作った宇宙船のメインクルーとして拉致され、本物の宇…
『迷惑メール、返事をしたら、こうなった』多田文明 ☆☆☆★ イースト・プレス前著を読みのがしているが、本書はネット詐欺に限定した内容なので、住み分けされている。あとがきにある「南無阿弥陀仏」と覚える七ヶ条。 「「なりすまし」の存在を意識して(略)…
『戦争は女の顔をしていない』 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著/三浦みどり訳 ☆☆★ 岩波現代文庫ベラルーシの著者が、女たちの戦争(っていうタイトル聞いたことがあるが、何だったっけ?)を膨大なインタビューをしてまとめた(だけの)本。 インタビ…
『ドッペルゲンガーの銃』倉地淳 ☆☆☆★ 3編プラスαからなるド本格ミステリ中編集。 『富豪の蔵』☆☆☆☆ 密室殺人だが、密室トリックは確かに前代未聞かつ、非常に面白いもの。 『ドッペルゲンガーの銃』☆☆☆★ 1つの旋状痕がほぼ同時に起きた2つの事件現場から…
『スクリプトドクターのプレゼンテーション術』三宅隆太 ☆☆☆★ スモール出版『スクリプトドクターの脚本講座 初級編』が脚本カウンセリングの本だとするなら、本書はプレゼンカウンセリングの本。 プレゼンの本質は、対話つまり相手にどう理解してもらうか、リ…
『潜伏者』折原一 ☆☆☆連続少女失踪事件とそれを追うノンフィクション・ライター、その犯人の主観で描かれたミステリー。 本筋とは直接関係ないが、作中で、屍体を公園の砂場に埋める場面がある。80センチ掘るような事が書いてあるが、砂場の深さはそんなにな…
『シャイニング』 ☆☆ 幻想、ホラー映画。理屈に合ったロジックがあるのかないのか、よく分からないなぁ…。
『ドラゴン・コップス』 ☆☆☆香港映画で、カンフーなら「ドラゴン」って安直なネーミング。 CGを多用した、コメディ刑事もの。 連続殺人事件を追う刑事3人組の一人がジェット・リーである。 ギャグははっきり行って滑ってるが、アクションはまずまず。<ウォ…
『魔法少女リリカルなのは デトネーション』☆☆すいません、体調の関係もあって、前半は寝てました(^_^;) 後半は、まるで『聖闘士星矢』のハーデス編みたい。やたら派手な攻撃と、生身の人間の不死身さ加減。攻撃もインフレで、とにかく画面を引いて俯瞰かア…
榎本博明『上司の常識は部下にとって非常識』を読む印象に残ったところ「厳しく鍛える時代から褒めて育てる時代へという世の中の変化」
『乱歩城 人間椅子の国』黒史郎 ☆☆☆ 角川ホラー文庫乱歩の作品を元にしたパスティーシュとは、作家にとっても出版社にとっても、よほど食指をそそられるものらしい。本作もそのひとつ。 文体や描写もそれっぽくしているが、文体は乱歩というより小栗虫太郎寄…
『人生を変える 修造思考!』松岡修造 ☆☆☆★暑苦しくて好きになれなかったが、テレビ授業を見て、島本節と同じく、理屈があると分かって興味が出た。一言で言うと、「常に全力!」テニスの試合は言うまでもなく、『食いしん坊万歳!』の収録から、普段の食事…
『血液型の化学 かかる病気、かからない病気』藤田紘一郎 ☆☆☆☆ 祥伝社新書血液型とは、生物の免疫力の種類のことである。最初に発見されたのが血液の赤血球というだけで、腸内を初め、全身に関係がある。「発見時の順番で(略)血液が凝集した順番にA型、B型…
斎藤智文『世界でいちばん会社が嫌いな日本人』を読む印象に残ったところ経営者の個人的体験を元にしたものではなく、研究者として、主に海外の優良企業の、社員満足への取り組みを紹介したもの。「「仕事のやりがい」と「組織における働きがい」は別のもの…
『メガロドン』 ☆☆★CG感満載のサメ・怪獣映画。 でも、実は三宅隆太監督提唱の「乗り物パニック映画」の法則(しかもジャンルミックス問題入り)にバッチリ当てはまった構成なのが興味深かった。 つまり、ソ連の捕虜が船にいて、彼らが反乱する、というのだ。