思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『迷惑メール、返事をしたら、こうなった』多田文明
☆☆☆★
イースト・プレス

前著を読みのがしているが、本書はネット詐欺に限定した内容なので、住み分けされている。

あとがきにある「南無阿弥陀仏」と覚える七ヶ条。
「「なりすまし」の存在を意識して(略)
「無料」の言葉にはつられない(略)
アクセスしない(略)
見知らぬ人からのメールは即、削除(略)
題名(タイトル)の魔力に惑わされない(略)
ぶっそうな代物は買わない」
これさえ覚えておけば大丈夫。
最悪、へんなところをクリックしてウィルスに感染し
「もし画面がフリーズしたような場合には、独立行政法人情報処理推進機構(略)のサイトなどに画面を元に戻すシステム復旧の手順が書かれている」
とあるが、フリーズしたら見られへんやん(T_T)前もって調べておけ、ということか。
なお、本書では言及されていないが、迷惑メールには誤字が多い。単なるタイプミスや変換ミスの可能性が高いが、外人の可能性も同じくらいあると疑うのが当然だと思うのだが……。本書ではそれぞれの犯人の素性については完全スルー。警察でも分からないくらいだから、一般人には手の及ばないところなのだろう。