☆☆★
まあ、『スタンド・バイ・ミー』を下敷きにした映画だよなぁ。
年齢を高校生くらいして、山の向こうではなく、町内の殺人鬼、という設定に変えたくらいで。
……と、今になって気づいたが、この設定、まんま『ジョジョ』第４部やん！？
『スタンド・バイ・ミー』が現実を濾過したファンタジー寄りなのに対して、本作はより泥臭いので、青春の爽やかさはあんまりない。また、原題も同じで８４年を強調してるのに、84年ならではの曲とか、時事ネタとかの、懐メロ的要素もない。事実を元にした作品だからなのかもしれないが、歌ものとかは映画として入れられたはず。私的には嫌いな演出だから、そこはどうでもいいけど。
以下ネタバレ
ケーブルテレビの紹介文には、ラストに衝撃の展開、とあったが、どのへんが？ ホントに殺人鬼だった、ってこと？ だとしたら、連続少年失踪（誘拐）事件の犯人を探しているんだから、むしろそうじななかったほうが意外でしょうよ(´Д｀)
それとも、半ば白骨化したら死体が家にあったこと？ 主人公が拉致されて殺されかけたこと？
にしても、殺されるエンディングなら意外だろうが、なんともタイミングよく助けが来るし。
すべてが中途半端。
