思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

翔んで埼玉

☆☆☆

ネタがネタだし、主演がガクトと二階堂ふみだから、全くもって観る気はなかったのだが(関東人でもないし)、テレビで家族で観るには笑えるネタが多いかも……という軽い気持ちで観た。
まず衝撃だったのが、二階堂ふみが男役だったこと。てっきり「一人称がボクのボーイッシュ娘」だと思ってたのに(@_@)
この感覚、子供の頃にアニメ『パタリロ』を観て、今週のキャラこそ女だと思ってたら、また男(ロン毛で美形の)かよ!? というのと同じ感覚だ(^^;)
それでも、『明智小五郎』(タイトル忘れた)で、奇しくも本作の母親役の人が小林少年を演じたような妖しい魅力があればいいのだが、本作の二階堂ふみははっきり言ってブサイク。なんでこんなことになるのか(´Д`) まあ、ギャグ(コメディ)映画だから、別にいいのかもしれないけど。『ルパンの娘』とは真逆のだよなぁ。
原作は全く知らないけど、結納のために三人家族で車で向かう途中で、ラジオで聴く内容という、メタ構造は、映画独自のしかけのような感じだ。
埼玉の自虐的あるあるネタを、江戸時代か、というくらいのど田舎にしたのがキモなのだろうが、逆に映画では、むしろ完全に現在&現実を舞台にしたほうが効果的だったんじゃないかなぁ。ロケやセットの予算も浮きそうだし。