思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2010-01-01から1年間の記事一覧

井沢式「日本史入門」講座〈5〉朝幕併存と天皇教の巻井沢 元彦 徳間書店 2008-12空想科学「映画」読本2柳田 理科雄 扶桑社 2004-10-01

光源氏「隠れ遊びの里」殺人事件―赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)和久 峻三 光文社 2010-02

開始。少しずつ読むタイプ=長期戦になりそうです。完全な真空 (文学の冒険シリーズ)スタニスワフ・レム 沼野 充義 国書刊行会 1989-12数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ)結城 浩 日坂 水柯 メディアファクトリー 2008-11-22数学ガール 下 (MF…

ベストセラーの新書『電車の運転』の姉妹編みたいな本。 こちらも元新幹線運転士が、実際の運転経験を元に書いたもの。 ホームに停車する時の、時速30キロあたりが一番速さを感じる(決められた位置にちゃんと停車させるために)というあたりは、実体験者な…

鴉 (幻冬舎文庫)麻耶 雄嵩 幻冬舎 2000-10

雷轟rolling thunder PAX JAPONICA押井守 エンターブレイン 2006-03-31

英語ができない私をせめないで! I want to speak English! (だいわ文庫)小栗 左多里 大和書房 2006-04

サマーウォーズ [DVD]バップ 2010-03-03鉄のほそ道 (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 18-2)はしもと みつお 角川グループパブリッシング 2009-02-05少女ノイズ三雲 岳斗 光文社 2007-12-14

カバー下にイラストの下書きと、設定画に垣野内先生のコメントが載ってたの、知らなかったなあ…。(1巻も、裏表紙のほうまではチェックしてなかった) 内容については、少女マンガ時間に読書スピードを変換しないといけないこともあって少々しんどいが、こ…

監禁 (講談社ノベルス)福田 栄一 講談社 2007-06-08

擬態 カムフラージュ (海外SFノヴェルズ)ジョー ホールドマン Joe Haldeman 早川書房 2007-05来年の大河ドラマが坂本龍馬であることをいちはやく察知してテーマを選んだのかどうかは定かではないが、結果的にドンピシャのタイミングでブームに乗って単行本化…

科学のメインストリームではない、13のトピックを書いたものだが、それらが連鎖短篇のようにつながりを持って章をまたいで行く構成が秀逸。 「暗黒物質・暗黒エネルギー」「パイオニア変則事象」「物理定数の不定」「常温核融合」「生命とは何か?」「火星の…

リメイク前の作品は見ていないので、それ以外で見た中で言えば、『2012』『タイタニック』などを思い浮かべた。 まあ、筋も大体読めるし、凝った映像以外に見るべきものはないのだが、娯楽のためと割り切って見れば楽しめるだろう。ポセイドン [DVD]ワーナー…

全然興味なかったけど、映画でちょっとヒットした『黄泉返り』の人のSF。著者略歴を見ると、つくづくこの作者はタイトルネーミングのセンスがないなあ…。ま、それはともかく、本作はラノベ5冊ぶんくらいのアイデアとガジェットを詰め込んだ力作。 飛びナ…

橋の分類から構造、施工方法、コラムまで網羅した入門書には最適の一冊。 阪神大震災後、世界一の明石大橋建設後の橋事情がよく分かる。 奇しくもというか、当たり前の話なのだろうが、橋は作るだけではなく、異常を発見するためのメンテナンスが非常に大事…

神無日の巫女 1巻 (ヤングコミックコミックス)中村 卯月 少年画報社 2009-10-09

裁きの終った日 (文春文庫)赤川 次郎 文藝春秋 2010-06-10

言壺 (中公文庫)神林 長平 中央公論新社 2000-02 THE鉄道漫画001レ 旅立ち号 (SGコミックス)少年画報社 2010-07-20

さっそく真の最終回、読みましたが…。内容はまあ、単行本版よりは納得行くものだが、 絵が…。荒いというか、『吼えペン』流に言うなら、 島本先生から炎尾燃が逃げちまった〜〜っ!(T_T) という感じ。唯一、連載時と同じ顔をしているのは474ページの1コマぐ…

『逆境戦隊バツ』の人のデビュー作。 『ガンダム00』の便乗作品かと思いきや、こっちが先。おまけにSF新人賞応募時は『○○式歩兵型戦闘車両』だったそうで、ダブルオーにしたのは編集部。 まあ、そのパロディ・オマージュ・ハッタリの雰囲気を表すには分…

台湾人で、中国的教育も受けた黄文雄氏と、中国も一目おく宮崎正弘氏という、まさに中国情報のプロ2人による対談。その二人の対談は、膨大な知識が相乗効果のように出てくる、まさに決定版ともいえる一冊になっている。黄氏の発言「 1990年代、2000年代の現…

このシリーズを読んで何度も出てくるのは、その筆頭はマスコミではあるがジャーナリズムはない朝日新聞と、無能官僚たちだ。とにかくそのとんでもっぷりは、読んでいて腹が立ってくるほど。 就寝前に読んでると、興奮して眠れないくらいだ。マスコミが伝えな…

カラー版 「乗り鉄」バイブル (中経の文庫)櫻田 純 中経出版 2010-06-26

うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈貴族の時代編〉平安→奈良→古代 (ノン・ポシェット)樋口 清之 祥伝社 1995-04

私は日本を守りたい稲田 朋美 PHP研究所 2010-06-24

大陸棚が崩落し、巨大な津波が北欧を襲う。 そのあたりの描写は『デイ・アフター・トゥモロー』や作中でも言及される『ディープ・インパクト』で見たものと同様で、あまり新味はない。 その後は、アメリカを中心にして世界の科学者を集めての反撃が開始され…

現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995大森 望 太田出版 2005-06-16

地政学、それは戦後GHQによって規制された、つまりは普通の国ならごく当たり前になされている国家戦略思考である。日本では現在まともに学問がなされていないので、イギリスで研究しているという著者による入門書。「日本人は自分で責任を持って戦略を考える…

アニメ業界を描いたエッセイマンガはいくつかあるが、制作進行の人が主人公のものは初めてかも。 そういう意味では業界をある程度俯瞰したところから見られるのが面白いが、いかんせん完全描き下ろしということもあってか、密度が薄いのが惜しい。 140ページ…

『綺想宮殺人事件』読了

芦辺拓 東京創元社 ☆☆☆☆ あの『黒死館殺人事件』へのオマージュ。全編、膨大な衒学趣味(ペダンティズム)に彩られた怪作である。 もちろん本作の場合、戦前の作品を模倣しているわけなので当然な部分もあるのだが、作者の文体ゆえか、なかなか21世紀の物語だ…