ベストセラーの新書『電車の運転』の姉妹編みたいな本。
こちらも元新幹線運転士が、実際の運転経験を元に書いたもの。
ホームに停車する時の、時速30キロあたりが一番速さを感じる(決められた位置にちゃんと停車させるために)というあたりは、実体験者ならではだろう。
個人的には口絵に使われている、運転台の窓から顔を出している写真がいちばんインパクトがあった。ホームからではなく、ホームのない地上からだとこんなに人間が小さく感じるものか、と驚いたのだ。
あと、元プロならではというか、0系の各部図面やダイヤなどは、資料的にはかなりの価値があるのだろうが、そこまで濃い人以外はただの柄にしか見えないかもしれない。
新幹線の運転 にわあつし ベストセラーズ 2010-04-16 |