思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

橋の分類から構造、施工方法、コラムまで網羅した入門書には最適の一冊。
阪神大震災後、世界一の明石大橋建設後の橋事情がよく分かる。
奇しくもというか、当たり前の話なのだろうが、橋は作るだけではなく、異常を発見するためのメンテナンスが非常に大事であるということが結論として強調されていたのが興味深い。
作ったはいいが、問題が発見したが予算がないので通行止め、あるいは崩落した、なんて惨事が起こっては意味がない。

図解・橋の科学 (ブルーバックス)図解・橋の科学 (ブルーバックス)
田中 輝彦 渡邊 英一 土木学会関西支部

講談社 2010-03-19

ブライトがア・バオア・クーの戦いを前にブリーフィングで演説するとか、ワッケインやゴップが大きな役割を担うとか、政治劇としても戦争ドラマとしてもテコ入れがなされている。
物語構成としては、ララァとの決着(?)がア・バオア・クーに持ち越されているのが大きい。シムス注意のブラウ・ブロも同じくこちらで、なんとセイラさんのジムにやられてしまう。
細かいところでは、波の表現(劇場版でも印象的な“あの場面”)の巧さには脱帽した。単なる写真の写実的な引き写しではなく、マンガでこれだけ海の深み・動きを表現した作品ってあまりないのではないだろうか?
巻末のおまけとして、決戦前夜の、安彦氏を中心としたブリーフィング(座談会)もメイキングマニアとしては嬉しいところ。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (21)  ひかる宇宙編・前 (角川コミックス・エース 80-25)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (21) ひかる宇宙編・前 (角川コミックス・エース 80-25)
安彦 良和

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-07-26