思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

プロミシング・ヤングウーマン

☆☆

最初に20分くらい観て、そこからは早送りした。
女性がひとり美人局というか、ひとり『必殺仕事人』というか、マッチポンプというかリベンジポルノものというか、ひとりハニトラというか……。
酔い潰れた演技をして、下心丸出しで寄ってくる男に仕返しするというお話。もちろん、それをするに至った理由として、大学時代の親友が非業の死を遂げたことに対する、世の中への復讐、というのがポイントなのだが。
観終えてからいくつかの感想動画を見たが、とにかく大絶賛の嵐で。唯一、私の感想と同じだったのが七尾さん。主人公が娼婦崩れのおばさんにしか見えないので、それに寄ってくるのがスラム街の黒人とかならともかく、ふつうのサラリーマンとかであることに説得力がまるでない。これが『アトミック・ブロンドシャーリーズ・セロンみたいならまだ見られたけど、主人公に(映画的にも、ひとりの女性としても)魅力を感じなかったりからなあ……。ただの女性の好みの問題かもしれないけど。
『シネマサロン』の酒匂さんみたいに、子供のころの昆虫遊びに置き換えて反省している人もいるが、本作を絶賛している人のほとんどは、ああいうパーティーとかバーに言って、持ち帰りを狙ったことがあるモテあるいはパリピじゃないのかなぁ(´Д`)