思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ザ・ワーズ 盗まれた人生

☆☆☆

作家の、ゴーストライターまたは盗作もの。
ポリコレかもしれないが、作家の恋人役の黒人の女性が、なんかビジュアル要因にしか見えなかったなぁ……。あからさまにモデルっぽいし。有名な女優なのかも知らんけど。
タイトルの出し方が、冒頭の、テーブルに置かれた本のタイトルでもある、というのがオシャレかも。
話はイマイチかな……(^^;)

以下ネタバレ

構造がやたら複雑なのが、めんどくさい。
まず冒頭の、作家が自分の小説のあらすじを講演する。こんなの、どこが面白いのか理解に苦しむが、アメリカ(もしくは日本でも?)では普通なの??(@_@)
そこで、作中作的に、小説の内容を映像化した物語がある。ここが黒人女が出てくる部分。
さらに、そこでベストセラー作家に、老人が語る昔話が映像化される。それが、最初は四重構造かと思わせて、実は過去の事実だということが明らかになる。
要は、作家がフランスへ新婚旅行した際に古物商で見つけたカバンの中に入っていた原稿は、老人のものだったというのだ。
私的に一番引っかかったのが、作家に魔が刺した理由が、何気なくパソコンに書き写した原稿を、恋人が盗み読んで、「あなたの真実が描かれてるわ」とか言って絶賛したから。そのくせ、盗作がバレると、「そんな人だとは思わなかった」とか態度をいっぺんさせたこと。まあ、分かるけどねぇ……(´Д`)
ラスト、現実の作家のまえに美人局的に現れたのは、老人の孫とかなのかな?? 明言はされなかったけど。