思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2023-12-30から1日間の記事一覧

スピード

☆☆☆☆観るのは四半世紀ぶりか。 ダレ場がなく、次々と展開するテンポ感が面白い。『ミッション・インポッシブル』にも通じる(もしかして作曲家が同じ? 全然調べてないけど)メイン・テーマの格好よさも大きい。 爆弾処理について、これでもか、というくら…

アキラ(5)

大友克洋 ☆☆☆☆ 講談社前の3巻から飛んで。間にもなんか大きなバトルがあったっぽい。 あらためて思うのが、本作のビル群の描き込みの凄まじさだ。めちゃくちゃ大変そうなビルが、どのコマにもあり、普通なら、作者が手抜きのために(または緩急の演出のた…

ラスト・デイズ

☆☆☆★原因不明の感染症による終末もの。スペインSFというのがとにかく珍しい。 兆候としては、とにかく何故か屋外に出るのが怖くなり、実際に出たら、ショック死してしまう。なんか『ジョジョ』のスタンドにありそうではある。スーパー・フライとチープ…

ゴジラ SP

 円城塔 ☆☆☆★ 角川書店テレビCGアニメシリーズの、脚本家自らによるノベライズ。脚本家じしんが、SFファンなら言わずと知れたSF作家なので、これはいわば『2001年 宇宙の旅』の映像と小説の関係に近いと言える。 また、興味深いのが、本書で書かれて…

グランド・クロス

☆☆★いわゆる「マヤ終末予言もの」ってやつ? アサイラムまたはアメリカのテレビ映画っぽい規模。 終末ものなのに、アメリカの片田舎町だけで完結する、というあたりや、CGのクオリティも日本の戦隊ものの映画版みたい(^^;) 展開だけみれば『カリフォルニ…

大河への道

立川志の輔 ☆☆☆★ 河出文庫映画の原作だが、本書も落語を小説化した(協力とある森下佳子氏によるものか)もので、落語の文字起こしを読みたかった私にはがっかり(´Д`) 内容はだいたいは同じ。違うのは、主任が脚本家に三顧の礼を取るのながないことと、ク…

スマート・チェイス

☆☆★香港系中国映画か。オーランド・ブルーム主演ではあるが、客寄せパンダ(中国だけに?(^^;))的で、欧米人は彼ひとりだけ。 内容は、都会を舞台にした、『ミッション・インポッシブル』プラス『ジョン・ウィック』それもあからさまに。こういうのは…

『流浪地球』

 劉じきん ☆☆☆☆★ 早川書房  『流浪地球』☆☆☆☆ 大雑把に言うと、太陽が爆発する予測から、地球を移動して回避する。解説には『妖星ゴラス』と『地球移動作戦』が挙げられているが、噴射を数回に分けて次第に離心軌道に移るところ、自転を止めることによ…