思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

スピード

☆☆☆☆

観るのは四半世紀ぶりか。
ダレ場がなく、次々と展開するテンポ感が面白い。『ミッション・インポッシブル』にも通じる(もしかして作曲家が同じ? 全然調べてないけど)メイン・テーマの格好よさも大きい。
爆弾処理について、これでもか、というくらいのアイデアを詰め込んだプロットが凄い。
ただ、かなり長めのプロローグとしてのエレベーター、同じくエピローグの地下鉄は、いらなかったんじゃないかなぁ。バス一本に絞れば。
クライマックスの、バスが数メートルをジャンプするのは、いくらなんでもウソが過ぎるので、ここで冷める人も出るかも。いくら全編すごいスピード感で押し切るとしても。
キアヌの相棒(『インディペンデンス・デイ』の大統領)は、冒頭のエレベーター事件で人質に取られた時にキアヌに脚を撃たれる(犯人を狼狽させて、その隙に助けるためだが)わ、バスに乗ったキアヌに、爆弾処理の仕方を教えて(結局解除できないけど)、犯人と家を突き止めるなど、大いに貢献しているのに、犯人の家に設置された爆弾で即死するという、なんとも報われない役割。本作のMVPなんだけとなぁ(^^;)
とにかくバスが動き出してからのスピード感は満点。
作品全体のプロット数(イベント)も、全て映画の中でもトップクラスじゃないだろうか。
クライマックスの地下鉄は、当時は大迫力に感じたが、今回見ると
、残念ながらミニチュア感丸出しだったなぁ(^^;) そもそも、なんであんな先が建設途中の路線を運行してるの?? まあ、次の駅が終点だったのかもしれないけど。