思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

SF巨大生物の島


☆☆★

特撮の世界では知らない人はモグリと言っても過言ではない、特撮の始祖、レイ・ハリーウンゼンの作品。てっきり監督だと思ってたが、あらためて調べたら監督は別の人で、彼は特撮監督だったのね。
後の作品で例えると、『DNA』みたいな映画かと思っていたら、舞台はアメリ南北戦争の時代。気球で遭難して、とある島に不時着する。
そこからは、『ジュラシック・パーク』のパーク内に入ってからみたいに、次々と巨大生物と遭遇するのかと思ったら、割と間隔が空いていて、サバイバル的(『ロビンソン・クルーソー』とか『ドクター・ストーン』みたいなハウツーはない)生活の人間模様のほうがメイン。
やはり昔の作品なので、気球の上とかも含めて、わりと牧歌的というか、のんびりテンポの編集リズム。女性陣がちょくちょく気絶するのも、昔の映画らしい。結論としては、特撮に興味がある人のお勉強として意外は、敢えて見る必要ないかも。

以下ネタバレ

こんな古典にネタバレも何もないとは思うけど……。
出てくる巨大生物は、カニ、ニワトリ(?)、ハチ、アンモナイトくらい。途中で蜘蛛の巣がある洞窟に入るので、てっきりクモが出てくると思ったが、そこでハチの巣に出くわす。
この中では、カニはやりやすいせいか、違和感なく見られたのと、最後に間欠泉に起こして、食べるのが楽しい。食べるといえば、無人島だけあって、ニワトリも食べてた。アニメーションは、ニワトリが一番楽しかったかな。『スターウォーズ』のトーン・トーンみたいで。