思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2021-07-18から1日間の記事一覧

『最終兵器彼女(7)』高橋しん ☆☆☆本作の感想を一言で言えば、設定は素晴らしいが、マンガとしては欲求不満爆発。衣谷遊とかに描いて欲しかった。 惨状はリアルに描いて欲しかったし、女性キャラは見分けがつくように、ちせの兵器モードは醜いモンスターか…

『空気が読めなくても それでいい』細川貂々+水島広子 ☆☆☆★ 創元社精神科医の水島広子の解説を、細川貂々が自分の体験を加えてエッセイ漫画にしたもの。 本書では発達障害とまでは言えない「普通」つまり大多数の人々よりは少しずれた人を「非定型発達」と…

「ほんのひと言」に傷つかなくなる本

大嶋信頼 ☆☆☆★ 大和書房ひとことで言えば、メタ認知のススメ。 「場の空気を読めない人は「人の気持ちを考えていない」と思われてしまうのですが、(略)逆に「場の空気を読まなければ」と思って「人の気持ちを考えすぎる」ということをやっていたりするの…

ガンダム アーカイヴス ガンダム・センチネル編

☆☆☆☆ 大日本絵画前作『ペズンの反乱編』の次なので、比較的最近の本誌作例を集めたもの、かと思いきや、それ以前の物も収録されていた。 数々のモデラーのみならず、世界中の軍関係者にも影響を与えた(単なる正確な情報に基づくシミュレーションの結果、現…

『アポロ11号 完全版』☆☆☆☆どんな映画だったっけ? と思ったら、予告編を観た記憶を思い出した。これまたドキュメンタリー。アポロ11号の打ち上げから、帰還までを映した記録映画だ。 単なる記録ではなく、管制室の様子や、打ち上げを湾の対岸から見に集…

『北斎』☆☆☆★ 勅使河原宏監督。てっきり時代劇かと思っていたら、30分のドキュメンタリーというか、NHK教育テレビのようなノンフィクション、文芸(?)映画。 1953年の映画ということで白黒だが、アップからロングに引くカメラワークを活用して、筆のタッ…