思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ヴェノム レット・ゼァ・ビー・カーネイジ


☆☆☆

今度は「大殺戮」の名を冠した赤いやつが悪役ということで、スプラッターな内容を期待したのに、期待はずれ。マーベルをディズニーが買収したのがこのあたりの時期らしく、レートを下げた結果がこれなのかも。
ハリウッド版『ど根性ガエル』感さらに増していて、赤ヴェノムの殺戮もほぼ描かれないので、子供向けのCGバトルもの、という感じ。
主役級も、トム・ハーディーも、敵役の男女比も共に好きになれないため、余計に。トムの(元?)恋人役だけはまだ好きなほうだったが、あまり好感がもてる役柄じゃなかったし。
覚醒するのが遅いこともあり、カーネイジとのバトルもラストのいわゆだけで、まるで『ゴジラモスラメカゴジラ 東京SOS』よのようだ(^^;)
対決は一度でもいいから、それまではカーネイジが市民を虐殺しまくるシーンが欲しかった。カーネイジの登場描写は、前作のラストで済んでるんだからいいでしょ?
バトルじたいも、ヴェノムとあんまり差がないので、むしろ前作のラストバトルよりも地味になっている。まさかの、いわゆる、『仁義なき戦い 広島死闘編』的な、タイトになる系の『2』であったのだ。
っていうか、普通は善いもんが赤で、ワルいやつがブラックなんだけどなぁ(^^;)