思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

GIジョー バック2リベンジ


☆☆☆★

『1』は観てないけど、分かるかなと思ったら、意外も人間関係がややこしそだった。仲間だったのが裏切ったとか、そんなのもあるっぽい。
とは言え、ストーリーじたいはシンプル。アメリカ大統領そっくりに化けた敵が、GIジョー部隊を敵として全滅させにかかかる。
攻撃を逃れたロック様たちは、元GIジョーのブルース・ウィリスを訪ねて、本物ニセモノ両方の大統領の元に向かう。
ニセモノ大統領は、核廃絶サミットで、核ミサイルを(あ、ネタバレだけど、いいんじゃない?(^^;))

以下ネタバレ

撃ったら自爆させ、その後は無弾頭ミサイルでロンドンを壊滅させる。これ、出てきた瞬間にわかったけど、20年くらい前の『天空の槍』だか『蒼穹の槍』だか何かであったやつ! ミステリーノベルスにあった国際謀略ものだ。
ただし、ロンドンに落ちた際の破壊描写は過剰だろう。なんか地殻が割れてなかった? 普通に隕石が落ちたのと一緒でしょ?
お約束通り、第二弾が発射される1秒前に、ロック様が発射ボタンの入ったカバンを奪って停止ボタンを押す。それはいいけど、なんで停止すると衛星ごと爆破すんねん!?

異例だけど、再びネタバレ「なし」に戻る。

本作のキモはたぶんGIジョーのおもちゃシリーズで発売されているんであろうスーツや武器、タンクなどがリアルテイストで登場することだろう。でも、『トランスフォーマー』以上に馴染みがないので、単なるフィクション度の高い(近未来?)特殊部隊ものにしか見えない。こういうのは、地に足がついて、なおかつバンバン血と負傷者が出るのが醍醐味なのに、超人的なアクションなので、どうも盛り上がらない。でもまあ、マーベルよりはましだけど。
なんちゃって日本が出てくるのは、最近のハリウッドのお約束。
純粋にアクションとして面白かったのは、雪山で、長いロープで崖からぶら下がりながら銃や剣で闘うところ。『ヤング・ブラッド』とか、香港のカンフー映画でも観たことはあるけど、スピーディーさと、カメラを人物の後ろに置いて(CG合成した)ダイナミックさは良かった。
あと、特殊部隊全員まとめて「GIジョー」あるいは「ジョー」と呼ぶのは非常に紛らわしかった。女もいるのに。