思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ミラクル・ニール

☆☆

地球を偵察に来た、高度文明を持つ宇宙人。ランダムに一人を選び、その人物に全能の力を与えて、その使い方が善いものであればいいが、悪いものであれば、惑星破壊砲で地球を全滅させる。選ばれたのは、サイモン・ペッグ演じる冴えない高校教師ニールだった。
もちろん、何故、突然そんな能力が備わったのかは分からない。全能の力を得て、彼がとったのは、しょうもないというか、『ドラえもん』ののび太がやるようなしょうもないことばかり。
のび太というのは、(早送りで)観終わってから出てきたキーワードだが、本作はそれに尽きる。
何故早送りしたのかと言うと、私的には、イギリスのコメディ映画じたいがどうにも性に合わないらしいのだ。『オースティン・パワーズ』しかり、『キングスマン』しかり。面白く観られるのは『ミスター・ビーン』くらい。
子供向けだと思って観れば良かったのかも知れないが。『銀河ヒッチハイク・ガイド』みたいなテイスト。
エイリアンのデザインとかは、悪趣味かつ、半透明で、体内のカラフルな明かりが透けている表現は良かったのだが。あとは、主人公を縛り上げて、機械で手を振る(そうすると魔法が使えるのだ)ように強制させられる、というアイデア/ユーモアは、面白かったかな。