思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

かいじゅうたちのいるところ』☆

子供騙しやね(´д`)
家庭で無邪気に暮らしている子供が家出して、かいじゅうのいる島に行って王様と祭り上げられるが・・・。
まるで最近流行の「異世界転生もの」を先取りしてるような話だ(^_^;)
吹き替えで観たせいかもしれないが、主人公の子供がわがままなクソガキにしか思えなかった。大人の女性声優じゃなくて、当時8歳の子役だからかなぁ。
かいじゅうたちも、子供を王様とまつりあげて、でたらめに近い、言うことをそのまま信じるという、未開人の低能扱いなのもイライラさせられっぱなし。いちおう、最後には実は信じてなかったというか、自分たちのために信じたフリをしていたことが分かるのだが、これはどんでん返しとは言えないんじゃないかなぁ。
かいじゅうの島では、主人公の子供が家の母親の立場に立つことで、少し成長する、という構図やプロットじたいはありがちかつ理解はできるのだが・・・(『ドラえもん』の長編は、だいたいそんな話だけど、アニメとしての動きの面白さや、異世界の設定などでそれなりに面白く観られるし)。そうだとしても、数日間行方不明だった息子が突然帰ってきても何も言わないという演出はどうかと思った。普通は泣きながら怒ると思うけどなぁ。
字幕とか見ればだいぶ印象は違ったかもしれないけど。