思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2023-01-14から1日間の記事一覧

映画大好きポンポさん

☆☆★評判だったので期待して観たのだが……。最初は「ふんふん、めちゃくちゃテンポ良くて面白いやん」と思ってたが、先に進むにつれてどんどん評価が右肩下がりに(^^;) 要するにこれ、子供向け(あるいは仕事に疲れたアニメオタク向け)映画なんだよ。オトナ…

マルサの女

☆☆☆てっきり主人公がマルサ(税務署)の職員かと思ったら、最初は市役所の税金担当らしい。税務署に配置換えになるのは、1時間ちかく経ってからだ(追記訂正 税務署から国税局。高橋洋一氏の動画が参考になった)。これ、前半はまるまるカットしてもいいん…

地獄門 追記

 乗馬で自分の能力を誇示したり、他人の女房を奪おうとしたり、酒の席で暴れたり、挙げ句の果てに、その女の親を人質にとって、当人を殺す手引きをさせるとか、武士って、やってることは、ヤクザと一緒だなぁ(^^;) と思った。最近ヤクザ関係の本を続けて読…

太秦ライムライト

☆☆☆☆時代劇好きなら「知らなきゃモグリ」と言える、「日本一の斬られ役」福本清三氏を主役にした(後にも先にもこれしかない)映画。 文字通りの日陰者、裏方に光を当てる、という意味でも、記念碑というか、日本映画界の歴史遺産である。 どうせならドキュ…

ヴァンパイア 最期の聖戦

☆☆☆ジョン・カーペンター監督。カーペンター節(劇伴)はあんまり感じなかったかな……。特殊メイクは「らしかった」けど。PG12は四肢が千切れたり血が出る描写のためか。全然グロくないけどね。 話としては、アメリカの田舎で、吸血鬼ハンターと吸血鬼たちが…

お茶漬けの味

☆☆☆小津安二郎監督。夫に嘘をついて女友達たちで旅行に行こうと画策する。ウーマンリブ的なフェミニズム映画? と思わせつつ、実は分かってました、という、冴えない男と思わせて男にも、芯があった、というオチ。タイトルからしてネタバレというか、「どう…

ハウルの動く城

☆☆★公開当時から観るつもりはなかったが、押井守が宮﨑ジブリ映画の中で唯一、部分的にせよ褒めていたので、「じゃあ観てやろう」というスタンス(^^;) 出てくる要素が、どれも前後の宮﨑映画で観たものばかり。もちろん、同じテーマを語り続ける映画監督…

レクリエイターズ ネイキッド(2)

☆☆☆☆☆いやー、久しぶりに面白かった。ラストはちょっと落涙しそうなくらい。クライマックスのツイストは、ちょっとずつ予想がついたのだけれど、そんなの関係ないくらい十分な内容。 この下巻は、アニメでもコミックスでも見たことない内容だったが、上巻と…

レクリエイターズ ネイキッド(1)

☆☆☆☆ふと深夜に見たテレビアニメで、「知ってたら最初から観てたのに」と地団駄踏んだ作品。途中から見るのも何なんで、結局見ずに終わった。 コミカライズは買ってたけど、途中からで終わっちゃうし(´Д`) 待望の、最初から「物語」を読む事ができた。 私…

カトマンズの男

☆☆★ジャン・ポール・ベルモンド主演。 ラジオ『アトロク』でやってた、実は凄いアクション俳優というくらいしか知識がない。 物語的には、大富豪で、何でも手に入るから、意欲がなくなって自殺を繰り返す、というのが主人公。それが、一晩にして破産して、…

ブラック・レイン

☆☆☆★撮り方とか、物語のトーンとか、まんま『ブレードランナー』やん(´Д`) 松田優作、私的には全然格好良く思えなかった。田原俊彦似の、のっぺりした顔の平凡な男。ヘン顔の顔芸は、ブルース・リーのマネ? みたいな(^^;) フード演出がちゃんとしてたなぁ…

雨月物語

☆☆☆☆これと名作とされている白黒邦画。 物語は、なんとなく『七人の侍』とか『隠し砦の三悪人』なんかの黒澤映画っぽい。原作は平安時代じゃなかったっけ?? それを舞台を戦国時代に移していることも、黒澤映画っぽい要因かも。白黒ながら画面の美しさ(何…

女賊と判官

☆☆☆★有名なマキノ雅弘監督作品は初めて観る。 始のうちは、女盗賊が手前の屋根から下へ降りて画面から消え、下の道から現れるのを1カットで見せるなど、画面の手前から奥へなど凝った見せ方に、素直に驚いていた。 ところが、途中から大人向けと思われた要…

U・ボート

☆☆☆☆古典とも言える超有名映画で、しかも戦争映画なので、今更見るまでもないと思っていた。ふと思い立って観てみたら、これが普通以上に面白い。早送りする暇もなく観れた。 まずは、大戦中の潜水艦に詳しくない私から見たら本物、または実物大プロップを…

危険な情事

☆☆このタイトルかつ家族ものでホラーってどういうこと? と思ったが、パーティー会場で色目を使う女が登場したところでもうオチまで読めた(^^;) この不倫相手ってのが、私的にはアラフィフの不細工なおばちゃんにし見えないのだが、白人にはモテる顔らしい…

続 アドラー心理学 トーキングセミナー

野田俊作 ☆☆☆☆ 星雲社育児を中心に据えた(家庭や、会社内教育など、全般もそこそこ触れている)、アドラー心理学のセミナーを書籍化したもの。 「同性のグループ(略)いつも同じメンバー(略)このぺったりくっついている友達ができすと、育児は終わりで…