思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

サラブレッド


☆☆

サラブレッドって、こんな英語の綴りやったんや?! というのが最大の驚き。
演技はもちろん、劇伴など、すべてが不気味、不穏な映画。
主演の女優ふたりは、美人というていで演出されているのだろうか? 片方は、サラブレッドだけに、馬面女優として抜擢されたのか、美人だからなのか、判断に苦しむ。
感情がないが、簡単に泣くこともできる、という友達と、後夫を殺す計画を立てる。
のだが、説明セリフがないので、非常に分かりにくい。
構造としては「何かが起きるまでを描く」映画なので、クライマックスまで、派手なシーンや、わかりやすい説明や展開が少ない。『ハウス・ジャック・ビルト』みたいな感じ?

以下ネタバレ

で、なにが起こるかというと、邦画によくある、後添いの父が、働かずに酒浸りで、暴力をふるう……わけでもないのに、その男を娘が殺す。殺害シーンじたいは一切見せないからカタルシスもないし、おまけにその罪を、前述の、サイコパスな女友達にかぶせる、という酷い(^^;)お話。